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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
鉄・拳・聖・裁
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のころ…。

「まー、ちゃん…帰ったらPCのデータ…消し…とい」

「死ぬなバカ!!勝手に座に還ろうとすんじゃねーよ!!」

どうしようこの子…。
もう満身創痍だよ。
おっきー弱かねぇとか言ったけどこりゃだめだわ。

「お?もう終わりかよ?」

「立ておっきー!俺達には正しいと信じる夢があんだろーがよォ!!」

「う…うぐ…っ!」

俺の声を聞き、倒れたおっきーはなんとか立ち上がろうとする。
服はボロボロで、顔も土で汚れていた。

「そう…だったね。ひめとまーちゃんには…正しいと信じる夢が…!」

片手を、懐に忍ばせ、

「あったもんね!!」

おっきーは隠し持っていた折り紙蝙蝠を燕青目掛け飛ばす。
完全に意表を突いた攻撃、
だが…

「おっと。」

その攻撃はまたもや燕青にかわされてしまう。
標的を失い、そのまままっすぐとんでいく蝙蝠。
無駄玉に終わった。そう思うだろ。
だがこれが、勝利への鍵となった。

「!!」

飛んでいく蝙蝠。その先には教祖の付き人である森永がいた。
ブラダマンテとマルタの試合を不安そうな面持ちで見守っており、やってくる蝙蝠には全く気付いていない。
そのときだ。

「!!マスター!!危ない!!」

ブラダマンテが、そう叫んだ。
そして防戦一方だった彼女がマルタさんを盾で弾き、彼のもとへと一目散に飛んでいく。

「やぁっ!!」

彼の前に立ち、折り紙蝙蝠を両断した。

「お、お怪我はありませんか?も…森永さん…?」

「あ、ああ…大丈夫、です…。」

「良かった…。」

ホッと胸を撫で下ろすブラダマンテ。
そうか、俺分かっちゃったぞ。
さっきまでの仮説は今確信へと変わった。

あのわざと距離を置いたような話し方。しかもブラダマンテはうっかり口を滑らせたみたいだが誰をマスターと言った?
そして何故、ブラダマンテはわざわざ付き人の彼を身を呈してまで守ったのか?
聖騎士だから?いいや違うね!
もっと大事な理由だ!!

「おっきー!!」

「?」

彼女の名を呼びアイコンタクトを取る。

「俺も援護するぜ!!」

内ポケットからあるものを取り出す。

「そうら食らえ!」

それはカラフルな折り紙の手裏剣。
探偵七つ道具、おっきーの手作り手裏剣だ。
魔力がこめられていて投げた者の当てたい場所に必ず当たるもの。
しかも折り紙とて侮ることなかれ。
その切れ味、殺傷力は本物と変わらない。いやむしろそれ以上。文字通り折り紙つきの性能なのだ!

「はっ!そんなもんが俺に当たるわけ」

「てめぇに当てるつもりはねーよ。」

燕青めがけ投げた複数の手裏剣は直前に方向を急転換。明後日の方
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