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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
アイシー・ペンギーゴ
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ハンター・ベース メディカルルーム

「ほれ、エックス。修理は終わったぞい。」

ケイン博士の声でエックスは目を覚まして作業台から起き上がる。

「全く、修理も終わっていないうちに出撃するからこんなことになるんじゃぞ。」

「すみません、ケイン博士。」

エックスは、申し訳なさそうにケインに頭を下げる。そんなエックスに対してケインは特に文句を言わず肩に手を置いた。

「エックス、お前が自分で責任を感じておるのはよぉ〜くわかっておる。じゃが、シグマはこれまでの暴走メカニロイドやイレギュラーとはわけが違う。そのことを忘れてはならんぞ?」

「ケイン博士・・・・・・」

エックスは、後ろを向いて部屋から出ていこうとするケインの後姿を見て思った。


彼にとって自身の最高傑作ともいえるシグマは息子同然であった。

しかし、そんな彼までもがイレギュラーとなってしまった。イレギュラーになった以上、人類の敵になったシグマを討たなければならない。しかし、大半のハンターがシグマとともに組織から離脱してしまった。おそらく立ち向かえる可能性があるのはエックスとゼロぐらいしかいない。

エックスが元々戦いを好まない性格だという事も承知で言っているのだ。

それは、エックス以上に複雑な思いをしているに等しかった。

「・・・・さて、儂は少し休ませてもらおうかのう。」

ケインは、そのまま部屋から去っていく。エックスもこのままにしておくわけにもいかないためハンターベースの司令部へと向かう。司令部の方は反乱のこともあって慌ただしい様子だった。

「エックス!修理の方は?」

「先ほどケイン博士に済ませてもらった。」

「今、各地で大規模なイレギュラー反応が確認されています!反乱が本格的に動き出しているようです!」

「・・・・・・くっ、シグマを追うよりもこちらを片付けるのが先決か!」

「エックスは、急いで現場に急行してください!」

「了解!」


























雪山エリア

エックスは、最初の目的地である雪山へと到着した。

「・・・・・・雪山には碌な思い出がないな。」

エックスは、目の前に広がる銀世界を見ながら思わず言う。

のび太だった頃、未来へ自分のガールフレンドである静香を助けていいところを見せようと思って大恥をかいたことがある。まあ、そのおかげで彼女と結婚するきっかけになったのだが。

『そのエリアを占拠しているのは元特A級ハンター アイシー・ペンギーゴです。異名「雪原の皇帝」と言われるように吹雪と氷での攻撃を得意としています。』

「了解、これよりミッションを開始します。」


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