第二十七話 データディスクの奪還
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蹴りを駆使して上の足場を利用しながら奥へ進み、エールも同じように泳いで進む。
上と下のメカニロイドを返り討ちにしながら先に進み、安全地帯まで来ると合流する。
「思ったより早く着いたね」
「ああ、プレリー。ライブメタルの反応は?」
『そこのシャッターを潜ればすぐよ…そして復活したイレギュラーもね…』
「そうか…エール、準備はいいか?」
「いつでもOKだよ」
シャッターを抉じ開けると、そこには兎を彷彿とさせるレプリロイドと海月を思わせるフォルスロイドがいた。
珍しく争っている様子はない。
「ファッファッファッ…我らに敵対するロックマンとは君達のことだね。その若さでは我らの理想を理解することは出来まい。若者は大人の言うことを聞くべきだと思うがね」
「データディスクの中身を見られたくないからって隠そうとするのは随分大人げないんじゃない?」
「年寄りを邪魔者扱いするのもあれだけど、年寄りがでしゃばり過ぎるのも問題なんじゃないのか?」
フォルスロイドの言葉を一蹴すると、ヴァンとエールはそれぞれの武器を構えた。
「ファッファッファッ…知らぬ方が良い真実もあるということだよ。儂の名はモデルLのフォルスロイド…レグアンカー。どうやら…君達には厳しい躾が必要なようだ!」
「何が躾だ。笑わせるなよ…お前が復活したイレギュラーだな?」
「そうだ!ようやく来やがったなこのノロマーっ!オイラはあの方に仕えていたチルドレ・イナラビッタ!待たせてくれた礼に少しボコボコにさせてもらうぜーっ!!おい、爺さん!手を貸してやるからオイラが破壊神の器を回収するの邪魔すんなよーっ!?」
「ふむ、この娘の持っているライブメタルは儂が全て回収しても構わんのだな?」
「ああ、そんな能無しの石コロ共なんて興味ねえよ」
「石ころですって…?言ってくれるじゃない…」
「抑えてモデルL、今回はモデルFに頑張ってもらうから」
「仕方ないわね、負けるんじゃないわよ戦闘馬鹿」
「おう!任せときな!!」
闘志を燃やすモデルF。
ヴァンはイナラビッタを見据えると、エールの方を向いた。
「エール、あの小さいのは俺に任せてでかいのを頼む。」
「分かった、気を付けてね」
エールはレグアンカーを見上げると、ナックルバスターを構えた。
「てめえ、小さいって言ったなーっ!?人を馬鹿にしやがって!自分が器だからって調子に乗ってねえか!?そのムカつく面、恐怖で凍り付かせてやるよ!!」
即座にミサイルを発射してくるイナラビッタにヴァンはダッシュジャンプでかわしながらフレイムチップを起動させると、セイバーでのチャージセイバーを叩き込む。
「うぐっ!?」
「喰らえ!」
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