第二十七話 データディスクの奪還
[3/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
?』
『任せなさい、水中でなら誰にも負けないわ』
エールとモデルLの頼もしい声に二人は微笑むと、プレリーは二人に話し掛ける。
「二人共、何があっても私達はあなた達の味方よ。私達はあなた達を信じてる…だから、必ず帰ってきてね」
『?』
『急にどうしたの?』
いきなり言われた二人は疑問符を浮かべていたが、プレリーは微笑みながら口を開いた。
「何でもないの…でも二人に聞いて欲しくて」
『プレリー…』
『大丈夫だ。俺達だってまだ死にたくないし、やらなきゃいけないことだってある。簡単に死んだりなんかしないさ』
『そうだよ、アタシ達でみんなを守るんだから』
ヴァンとエールがそう返すと、プレリーも笑みを浮かべて頷いた。
「二人共、気を付けて」
『『了解』』
そうして通信を切った二人。
プレリーとジルウェはモニターに映るエリアJの海底トンネルを進む二人を見守るのであった。
エリアJの海底トンネルを進む二人だが、今回はエールの…正確にはモデルLXの力が頼りとなる。
水中でも地上と同じように行動出来るモデルOでも水の浮力によって普段よりも大きくジャンプしてしまうため、トゲに接触してしまうことになる。
それをエールに手を引いて泳いでもらうことで何とかトゲにぶつかることなくシャッターに向かうことが出来た。
「ありがとなエール」
「気にしないで…本当に大変なのはここからだと思う」
シャッターを潜ると広い場所に出てメカニロイドがかなりの数がいる。
流石にこの数だとエールに引っ張ってもらうわけにはいかず、別々に動くことになる。
運良く足場はあったので、ヴァンは壁蹴りを使って移動し、エールはそのまま水中を泳いで先に向かう。
途中で合流してメカニロイドも返り討ちにすると、奥のシャッターを潜り抜けると狭い部屋に出た。
青い魚のメカニロイドが飛び出した直後、今まで動く気配を見せなかったメカニロイドが起動して触手が飛び出す。
「あれは…」
「ヴァン、あれは触手が弱点みたい!」
モデルHXに変身して弱点を調べていたエールがそう言うと、ヴァンはオーバードライブを発動した。
バスターショットを構えてセミチャージバスターを連射して触手を粉砕していく。
エールはモデルFXに変身し、二丁のナックルバスターを構えると、軌道を変化させながら触手を撃ち抜いていく。
二人の攻撃によって全ての触手が瞬く間に粉砕されたことで機能停止を起こす。
それにより、奥のシャッターのロックが解除された。
「よし、奥へ進むぞエール」
「ええ」
複数のシャッターを潜り抜けると、再び広い場所に出た。
先程と同じようにヴァンは壁
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ