T La bambina da I'ARIA…
第011弾 最短最速バスジャック解決法(真似はオススメできない)
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なってしまってはあたしがその気にさせるしかあるまい。
どんな手段を使ってでも・・・・。
とは・・・いえだ。
それには障害がある。
凪優・・・・・水無瀬凪優の存在だ。
彼奴の事を調べたものの、最低限のことしか出てこなかった。
それに、情報も理路整然としていた。不自然なくらいに。
詳しく調べようとも全然情報が出てこない。
何なんだよ、彼奴は。
それにあの異常な強さ・・・・只者じゃない。
あのレベルとならば・・・裏においても相当な実力者なはずだ。
まさか・・・ね。
ふと、そんな思考が頭をよぎる。
あたしの所属する組織、『イ・ウー』
そこには穏健派と過激派、第3勢力が有ったが、今は穏健派と過激派の2分割となっている。
穏健派は『研鑽派』、過激派は『主戦派《イグナティス》』と呼ばれる。
『主戦派《イグナティス》』の党首の名は綾野未海。
そして、『研鑽派』の党首の名は・・・・水無瀬凪優。
彼女は『氷天の魔女』の二つ名を持つ氷系の能力者だ。
その実力は凄まじく、イ・ウー内でのNo.2の片割れと謂われている。
最初はあたしは同姓同名の他人かと思っていた。
だが、前回と今回の無双劇を見てそうは思えなくなっていた。
まさか・・・・同一人物なのか・・・・・?
だとしたら、あたしはとんでもない人物を敵に回した事になる。
確実に凪優は介入してくる。
そして既にあたしの事も目星は付けているだろう。
そうなれば・・・・確実にあたしと対峙する事になる。
そうなったら・・・・間違い無く勝ち目は・・・無い。
あぁ・・・・もう。あの時、ジャンヌ達に啖呵切ったのは間違いだった。
負ければ・・・・嘲笑されるだろう。
あのクソ爺共から。
それだけは・・・・真っ平御免だ。
だから・・・・全力で抗ってやる。
そう強く決意するあたしだった。
その時だ。あたしのケータイにメールが着信される。
相手は・・・・付き合いの深い武偵高の友人だった。
なんでも彼女のバイト先の人手が足りないらしく、ヘルプを頼みたいらしい。
まぁ・・・気晴らしになるし、ちょうどいいだろう。
このまま考えていても気が滅入るし。
そう思ったあたしは友人に「バイトのヘルプOK」と返信するのだった。
Side_Out…
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