T La bambina da I'ARIA…
第011弾 最短最速バスジャック解決法(真似はオススメできない)
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翌日、私とキンジと結衣は朝食を摂っていた。
第3男子寮のキンジの部屋で。
結衣は私と同じ部屋を希望した。
その結果、私と同様に女子寮新棟が完成するまで、キンジの部屋に暮らす事となったのであった。
それを知ったキンジは OTL 状態になっていた。もう諦めろ(笑)
「そういえば、キンジって今日からバス通なんでしょ?時間大丈夫なの?」
「え、まだ余裕あると思うんだが・・・・」
キンジは自身の腕時計を見て言う。
「え、何言ってるの?もう出ないとフツーに間に合わないと思うんだけど」
私は自分の腕時計を見て言う。
「今の時刻は・・・?」
キンジが恐る恐る現在時刻を尋ねる。
「7時52分」
「んな、マジかよ!」
私が答えるとキンジは慌てて飛び出していった。
「で、私達は何で行くの?」
「そりゃ、雨だし車でしょ」
「免許持ってんの・・・・?」
「当たり前でしょ」
結衣の発言に呆れる私。
持ってなかったら「車」っていう答え出ないんだけど。
???・*:..。???*゚¨゚゚・*:..。?
「ミナ、ケータイ鳴ってる」
結衣の指摘で私は通話に出る。
相手はアリアだった。
「もしもし?アリア、どうしたの?」
「凪優、今どこ?」
「え、まだ寮だけど?」
「今すぐC装備で女子寮の屋上!いいわね?」
切羽詰まっている様子のアリア。
『C装備』…………強襲科の生徒が所謂、『出入り』に使う装備だ。
「・・・・事件か」
「ええ」
私の言葉に肯定するアリア。
「わかった。今すぐ向かう」
私が返事を返すと通話は切れた。
「どうしたん?ミナ」
結衣が先程の通話内容を尋ねた。
「事件だってよ。ヒメ、瞬間移動使えるよね?」
「え、大丈夫だよ。粒子そんなに飛んでないし」
「じゃあ、ちょいとお願い」
「あいあいさー。…………で、何処なの?場所は」
「第一女子寮の屋上」
「りょーかい」
私は結衣に事件だと言うことを伝える。
その後、結衣に第一女子寮までの瞬間移動を頼んだ。
まぁ、私も瞬間移動は使える。
しかし、何が起こるか不明なので此処は温存しておこう。
私の頼みを了承した結衣は瞬間移動を発動させる。
直後、2人の姿が一瞬にして消えた。
行き先は無論、第一女子寮屋上である。
なお、花梨は爆睡中だったので放置である。
「お待たせ、アリア」
結衣の瞬間移動で女子寮の屋上に到着した私達。
そこには既にアリアと狙撃科の麒麟児の異名を持つレキがそこにいた。
「早っ!どうやって来たのよ。確かにあたしは『今すぐ』とは言ったけど………」
あまりの私達の到着の早さに驚愕するアリア。
おそらく
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