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虚空の魔導師
第3話 新たなる絆(後編)
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そのまま、さっきクォヴレーさんが立っていた所に走って来たんだけど、

『ユーノ君、クォヴレーさんが何処にいるか分かる?』

『ちょっと待って、魔力をたどるから。』

『その必要は無い。』

にゃ!?
私は突然割り込んで来た念波にびっくりして辺りを見回した。

『高町なのは。クォヴレー・ゴードンだ。俺は校舎裏の林に居る。そちらに来てくれ。』

『う・・うん。今行くよ。』
私は木の上に待機してもらっていたユーノ君を回収して、小走りで校舎裏に向かった。
















(クォヴレーサイド)

バタバタバタ・・

林の入り口から一つの足音が聞こえて来た。
来たか。

「待っていた、高町なのは。」

なのはは直ぐ俺に気付き、驚いた後顔を真っ赤にさせた。

・・・?
『・・今のは俺にもよく分からん。』

イングラムが分からんのでは、俺が分かる筈もない。

・・!
一瞬不穏な空気を感じ、はやてを見ると河豚を連想させる位に頬を膨らませていた。

・・・・・(汗)
また不機嫌になったはやてを宥めつつ、俺達はお互いの自己紹介を始めた。

「俺は昨日も名乗ったが、クォヴレー・ゴードンだ。今は、このはやての家に居候している。」

「私は八神はやて。歳は8才や。立場上は・・・クォヴにぃの義理の妹になるんかな?」
はやてが俺を茶化すように言う。

「私は高町なのは!私立聖祥大附属小学校3年生で、歳は9才だよ!」
最後にユーノを紹介され、彼が元は人間であり今は魔法でフェレットの姿になっている事を聞いた。

ふむ、成る程な。

「なんか、あんまり驚かないね。」
なのは自身フェレットが喋った事について驚いた事が有るのだろうのだろう、こちらを不思議そうに見ている。

「今更だ。他の世界では、喋る遮光器土偶や動く埴輪等色々いたからな。別に驚く程ではない。」
はやては十分驚いていたようだが。

コ・コ・コ・コノウラミ、ハラサズオクベキカ――――!!

・・・・いかんな・・妙な電波を拾ってしまったようだ。
改めてなのは達の方を向くと、三人共不思議そうにこちらを見ていた。

「・・どうした?」

「いや、クォヴにぃが可笑しくなったんやないかって、ビックリしたんや。」

「そ、そうか・・すまない。」
今後は気をつける事にしよう。

《メタな発言も程々にな。》

おっと、イングラムを紹介していなかったな。
俺以外の三人は突然聞こえてきた男の声に驚いたようだ。

俺はイングラムの本体であるクリスタルを、三人の前に掲げる。

《初めましてかな?クォヴレーの相棒のイングラム・プリスケンだ。》

「これはデバイス!?あな
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