暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第41話 =友人の報告=
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会もないからべつにしらなくてもいい。
で、今入ってきたのは2人目に紹介したやつ、キリトだった。

「…見事に全員揃ってるな…」

「そりゃそうよ…リズのお店手伝ってたんだし」

いまや大人気武具店となったリズベット武具店。でもNPCだけじゃ客をさばききれないと家に帰るとリズがこぼしていたので攻略
のしない日などを作りそれをお店の手伝いに当てていたのだ。そしてそれが今日だった。

「な、なるほどな…」

「…早く入ってよ、キリト君…」

「それで2人して顔赤くしながらここまで来てどうしたんですか?」

シリカの声にキリトの後ろから入ってきたアスナまで「なっ!」と驚いてさらに顔を紅くしていた。感情表現がめちゃくちゃオー
バーなのだ。それこそアニメやマンガみたいに頭から湯気出したり、顔全体が本当に真っ赤になったトマトみたいになったりと。

「えっと…報告があります…キリト君、お願い」

まさかのパスにキリトは驚いて目を回して…はいなかったけどあたふたしている。

「…スゥ…ハァ………」

そして何度か深呼吸をして改めて俺たちを見た。

「……この度…俺とアスナは…」




「結婚、しました」



いつもならここまで顔の赤いキリトに大爆笑を向けていただろうけどさすがに今は俺でも空気が読める。
…祝福すべきだって何かが言ってるし。
さすがに付き合い始めた、ではなくいきなりの結婚にはびっくりさせられそうになったが俺らが見ている中での長いキスをしていた2人なのだ。それもありかな、なんて思ってしまう。そもそもSAOには恋人なんていうシステム上の関係は存在しないから2人がくっつく方法が結婚しかないのだけれど。

「それにしても…やっとなのね」

「誰が見てもお似合いだったのに」

ユカやサチが話す中、報告をした2人はなぜかぽかんとしていた。

「……驚かないの?」

「いや…ダンジョンでキスしてたから」

「「見てたの(か)!?」」

「…まぁお前らよりかは早く決着ついたし」

まさかこの2人完全に俺とユカを空気としてみていたんじゃないだろうな…逆に悲しくなってくるぞ…そんなことを思っている
と真っ赤なトマト…じゃなかった、真っ赤なキリトも反撃か何かか口を開いてきた。

「お、お前だってユカとしてたじゃないか!」

「なっ!?」

この一言はこの部屋全体を凍らせるには恐らく一番効果のある言葉だったのだろう…通常は。実際に俺には今までで何度もあっ
たけど精神的ダメージが半端じゃないほど与えられる刃だっただろう…。

「ふーん…キスしたんだ…」

声を出来るだけ低くしてそういうリズ。入り口付近ではキリトが「…言っちゃいけないこといったか?」などと
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