T La bambina da I'ARIA…
第010弾 転校生と本気の戦い
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キンジとアリアの条件付き契約が成立した翌日。
私とアリアは2-Aの教室で昼食をとっていた。
今は昼休みだしね。
さっき、私の弁当狙いで理子の奴が乱入してきた。
私は何事も無く開いてる窓に理子を投げて落としましたよ(笑)
ま、理子はこの位で死ぬ奴ではないから(たぶん)大丈夫でしょ。
だってさ・・・
「りこりん、10点満点っ!」
とか言って綺麗に着地してたし。
なんつーか極められたバカは超厄介。
まさしくそれが当て嵌まりそうな感じである。
この事実には流石の私も苦笑するしかあるまいて。
「・・・ってば、ねぇ凪優ってば・・・・!」
アリアが先程から私に呼びかけていた。
「・・・・( ゚д゚)ハッ!あ、ごめん、アリア。・・・・で何の話だっけ」
私は現実に引き戻され会話に戻る。
「もう・・・・。今日、来る編入生のことよ。勿論知ってるわよね?」
「そりゃね。一応調べたけど。結構な手練だよね」
その話題は今日、強襲科に転入する編入生についてだった。
事前に軽くはだけど調べた。
書類の記録上だけでもかなりの実力を誇る手練だった。
「で、どれくらいの実力だと思う・・・?」
「ま、今の時点じゃ何とも言えないかしらね」
「そう・・・・なのね」
記録だけだと戦術面の詳細等といった実力は不明だからな。
そういうのは実際に戦うのが把握するのに最適だろう。
「ま、次の時間でそれも判明するだろうけど」
「次の時間・・・・って専門科目?」
私の言葉に何かを察したアリアが尋ねた。
そう。今は昼休み。
次・・・午後からはそれぞれの所属科での専門科目である。
「蘭豹が編入生と私で次に時間の戦闘訓練の時に戦えってさ」
「そうなんだ・・・・・。で、凪優は本気でやるの?」
「まぁ、そのつもり」
アリアの質問に若干言葉を濁しつつも私は肯定した。
「ふぅん・・・・。あの時の奴でも本気じゃなかったんだ・・・・」
「そうね。あの時のは大体70%位だし。本気出さなかったのも理由あるし」
『あの時』というのはチャリジャックの時のことだろう。
「理由?」
「単純明快。本気でやったら入院確定」
「え・・・?それホントなの!?」
「うん。マジ。ノーリスクで強大な力扱えるわけ無いでしょ」
「あ・・・そうね。じゃあこの後、本気でしても大丈夫なの!?」
「問題ないわ。長時間使うわけじゃないし。ま、これ使えばノーリスクだけど」
そういって私は3枚のカードを取り出す。
「それって、タロットカード・・・・・?」
「ええ。これは能力を使う時の補助道具みたいなものね。能力をカードに流し込むことでカードに書かれた絵が示す効果が発揮できるのよ」
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