暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
仮面ライダージオウ ディロードライドウォッチ編
EP.EX07 2019:セカイのひみつ
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来ない。今のままでは。」
『また、今回亡くなられた被害者は、フェイト・テスタロッサさん、前原圭一さん、古手梨花さん、北条沙都子さん、古手羽入さんの五名になります。』
「やはり、チームディロードは離れ離れになれないのか…」
「どういうこと?」
雅の呟きにソウゴは反応する。
「この被害者達は、こことは別の世界では、僕の作ったチームのチームメンバーだった。水土ミヤビはこの世界の僕。だから、僕が死ぬ時に、仲間も供に巻き込まれた。」
「雅、どうして他人事のように言えるの?ミヤビはこのこの世界の雅自身なら、自分が自殺したんだよ!それなのに、どうして平然としていられるの!?」
「世の中、たとえ嫌なことでも、それを平然と受け入れなければならない時もある。それに、言ったはずだ。僕の使命は、崩壊する世界を救うこと。そのために僕は多くの犠牲を見てきた。」
「じゃあ俺は、その犠牲を作らない世界のために、王様になる!」
「そんなことはしてはいけない。この犠牲者の一人、フェイトは別の世界では過酷な運命を背負っている。彼女は、ある科学者の死んだ娘のクローンとして生み出された。だけど、生まれたフェイトは、個の人格を持ち、クローンと呼べるものではなかった。だから、フェイトは母親に願いを叶えるための道具として利用され続けてきた。フェイトは、それでも母親を救おうと努力したが、フェイトの母親は全てから逃げ出した。フェイトと向き合うことからも、母親としての命からも。もっとも、仮にそうならない未来に変わりそうなら、僕が全力でそれを防ぐけれども。」
「そんなの間違っている。そのフェイトの母親だって、生きていないといけないだろ。」
「君は歴史を知らないから言える。フェイトは、母親を失ったことで、法的で無罪を勝ち取ることが出来て、事件の時に出会った女の子と友達になれて、その経験を活かして警官になれた。僕はかつて見てきた。母親を救われたフェイトがどうなったか。フェイトは母親と供に逮捕され、独房の中で孤独だった。そして、本来フェイトの友達になる女の子は、別の事件の被害者になって、世界は崩壊した。」
「そんなのおかしい。そんな事件が起きなければ、平和になる。」
「なるほど。それが君を、オーマジオウに変えた理由か。」
to be continued.
次回、仮面ライダージオウ
「俺はオーマジオウにならない!」
「オーマジオウが悪だといつから錯覚していた!」
「大丈夫ですか、雅国家象徴!」
『以上が、僕がこの世界で体験した出来事の全てである。』
『2019:セカイのシンジツ』
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