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『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
☆なによりあたしは、異常だった。
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っ?おかしくなるじゃん…っ。」
「い…いっしょにばかになろおといったのはあなたですからぁ?」
「そっか…それもそうだった、ねっ!」

もうどちらの愛液か分からないほど、互いの下半身はぐしょぐしょになっている。
ぶっちゃけあたしの限界も近い。
飲んだ媚薬のせいで、感度とかそういったものがおかしくなってる。

「あおいさまぁ?だめです…っ?かおるこ、いまにもはててしまいそうでぇっ???」
「じゃあ果てなよ…っ?あたしもっ?一緒にイクから…さぁ?」

絶頂が近い。
腰を動かすたび、香子はびくびくと感じてくれている。
そのたびに胸が揺らいで、ほどかれた長くて艶のある黒髪は汗でしっとりと肌にはりついている。
あたしには持ってないものを、彼女は全部持っている。
そしてそれを、あたしは自分のものにしようとしている。
嗚呼…。
なんて可愛いんだろう。
なんてエロいんだろう。
これが俗にいう趣深い…すなわち"いとをかし"というものなのだろうか?
いや、んなわけないか。
それはともかくとして、

「ほら?一緒にイこうよ香子…?あたし、香子のイクとこ見てみたいんだ…。」

薄暗くて、ちゃんと顔を見られないのが残念だけど。

「わ、わかりまひたぁ?かおるこイキまひゅ?あおいひゃまにいじめられて…イキまひゅっ??」
「素直になったね。かわいいよ…香子。」

より一層、溢れる蜜の止まらないあそこを密着させる。
すると香子は一際大きく震え、

「あっ、ああっ??ああああああーーっ???」

背筋を仰け反らせ、痙攣し、潮を吹いてイッたことを身体全体でハッキリ伝えてくれた。

「あたしも…だめ…っ?くうぅ…ぅんっ???」

何にも例えられない最上の気持ちよさが身体中を駆け巡る。
電流を流されたみたいにビリビリ来て、それでいてものすごく気持ちいい。

ああ、これがセックス…女の子同士のレズセックスなんだ。

「ふ…っ。」

絶頂して全身の力が抜け、香子の横にどさりと倒れこむ。

「あ、あおい…ひゃまっ?」

彼女の指が、あたしの指と絡み合ってくる。

「なに?」
「その…まだ…。」

あれだけ派手にイッたのにも関わらず、彼女はまだあたしにシて欲しいとおねだりを始めた。

「ふふ…いいよ。薬の効果が切れるまで…付き合ってあげる。」

腰に手を回し、あたしの方に引き寄せる。
彼女の顔はとても綺麗だ。
でも今は、蕩けた表情であたしを必死に求める。妖艶な顔をしている。

あーダメだ。興奮してきた。

「じゃあまずはキス…しよっか。」
「はい…?」



素直になることが出来たあたし、そして香子。
もう縛るものなんて何もないあたしは、おさまることを知らない。

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