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『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
☆なによりあたしは、異常だった。
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たしに抱き付いた。
「あ、おおいさま…それだけはおやめに」
「やめないよ。気持ちよくなって欲しいから。」
人の大事な場所に指を入れるのははじめてだ。
どうすればいいのか分からないが、なるべく優しくゆっくりとシてあげよう。
「どう?痛くない?」
「平気です…平気ですからどうか抜いて」
指を入れる。
すると香子はもっと抱きつく。
気持ちいいのか不安なのか、肩はふるふると震えている。
なんだろうこの気持ちは。
香子のこういったリアクションが、もっと見てみたいと思えてくる。
「く…ふ、んんっ?」
「良かった。気持ちいいんだね?」
目の前には快楽に耐える彼女の顔。
なんて愛おしいんだろう。
そんな表情もたまらないけど、疑問がひとつ。
「ねぇ…なんで我慢してるの?」
「そ…それは…」
気持ちいいのなら、我慢なんてしなければいい。
そう思うのはあたしだけだろうか。
「当初の予定と違うといいますか…。」
「…?」
「そもそも…"女"にして欲しいと葵様は頼んだのです!であれば香子が…あっああ??」
なんかうるさいので黙らせる。
「自分が攻める側になるのがフツーなんじゃないのか?ってこと?」
「…っ…んん!」
中で動かされる指。
その快感に耐えながら彼女は何度も頷いた。
「攻めたい?あたしを好きにしたい?」
「…っ!」
こんなはずじゃなかったのに。
香子はそう言いたげな顔をしてる。
そうか、自分がリードしたかったんだね。
でも、
「やーだよ?」
やめるもんか。
「そん…なぁっ?」
「目の前でそんなエロい顔されてんだもん。やめる方が失礼だよ。」
指を出し入れする。
水音がより一層激しくなる。
「あっ、あおいさまっ?」
「何?イキそう?」
「ら…らめれすっ?さいしょはわらひが…?」
「ふーん。最初は香子があたしをイカせたかったんだ?」
悔しそうな嬉しそうな、
そんな表情を浮かべながら香子は必死に耐えている。
さっきまでの物静かですべてお見通しですよとでも言わんばかりのカリスマたっぷりな雰囲気は何処へ行ったのやら。
ここにいるのはただ、あたしにイカかれそうになってる一人の女しかいない。
「いっ…く、うぅ…!!」
中に入れてた指が締め付けられる。
肩に置かれた手が、ぐっと握られる。
これはきっと、
「っは…はぁ…はぁ…っ?」
「…イッたんだ?」
絶頂してる。
彼女自身は首を横に振って否定しているが、身体は正直だ。
そしてイッたせいで気が緩んでしまったのか
【自分がリードし、攻めるつもりだったはずが逆にイカされてしまった。これから焦らしたりいぢめてあげるつもりだったのに、ヤン
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