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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
十六話〜見守る者たち
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周りにジャムが付いているぞ」
イチゴジャムサンドを食べるヴィヴィオの口周りを拭く士郎君。なんだか本当にお父さんみたい……
「このエビフライ、おいし〜い!」
「ソースが自家製だからな」
相変わらずすごい………
と、かくいう私も
「このおにぎり、ツナマヨだ〜。なつかしいな〜」
「なのはさんにも子供のころがあったんですか!?」
「君も見ただろうが……」
「あははは…………」
スバル………もう忘れてるよ……
そんなこんなで大絶賛の昼食は残さずいただきました。…………おもにスバルが。
side ティアナ
アコース査察官からデータを受け取る。
「ティアナ、だよね?君から見てはやてはどうかな?」
「優秀な魔導士で、優れた指揮官だと思います」
「うん、そうだね。はやてとクロノ君、僕の義理の姉、カリム。三人は結構古くからの友人同士でね。その縁で僕も仲良くさせてもらってるんだけど……」
「はい。存じ上げています」
「古代ベルカ式魔法の継承者同士だし、何より、はやてはいい子だ。いたずらはするけど、根はとっても優しいしね」
「はい」
「僕にとって、妹みたいな存在なんだ。だから、心配でね……。レアな魔法や強力な戦力、人を引き付ける牽引力。そういうものを持つってことは、同時に孤独になっていく、という事でもある」
「はい……」
「そう言う人は、確かに必要とされる。でも、それはその人ではなく、力そのものが必要とされている、という事なんだと僕は思う。まぁこれは極論だけどね」
「わかります。そういう力を持つ人には重圧やさみしさが常に付きまとう……」
「そうそうそれそれ!つまり、僕が言いたいのは……部隊長と前線隊員として、上司と部下としてだけじゃなく、人として、女の子同士として、接してあげてほしいんだ。はやてだけじゃなく、君の隊長さんたちにもね」
この人は、本当に部隊長の事を大切に思っているのだろう。それがひしひしと伝わってきた。だから、
「はい。前線一同、心がけていきます」
そう、答えた。でも、だからこそ気になった。
あの二人のこと………どこかで一歩遠慮しているような、そんな二人。
最近射撃の訓練をつけてくれるようになった、家事が得意で気配りのうまいあの人。
普段は仕事をさぼったり、人をからかったりしているが、いざという時は見えないところからサポートしてくれるあの人。
そんな二人にも、もっとそうやって接していこう。そう、思った。
side クロノ
二人が帰った後、ヴェロッサと共に六課の部隊データに目を通す。
「それにしても、はやては身内と部下に恵まれているな」
「そうだね。ティア
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