第二十五話 モブ視点と嫉妬
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ジルウェが戦えなくなってしまったのは痛いが、エールがモデルXとモデルZのダブルロックオン…合体変身で新しい力へと目覚めた。
それからエールは危険度が最も高いミッションに身を投じることになった…。
チッ、あんなか弱そうな女の子が最後の希望だなんて俺達の方が情けないぜ。
でも、何でか最近のプレリー様は様子が変だ。
あの紅い奴の姿をモニターで見て以来様子がおかしいと、オペレーター達から聞いた。
おいおい、まさかプレリー様は赤系統の色が好きなのか?金髪が好きなのか?
するとミッションから帰ってきたエールが例の紅い奴…生きていたらしい幼なじみを連れて帰ってきた。
あの時のジルウェは大層喜んでいた。
そりゃそうだろうな、死んだと思っていた後輩が生きてたんだからな…気持ちは良く分かる。
それにしても顔色が悪い上に凄えボロボロだな…。
……もしかしてあの日からずっとセルパン・カンパニーの奴らと戦ってたのか?…たった一人で?
エールもそうだが、少しくらいは大人に甘えても良いだろうに。
そしてエールの幼なじみであるヴァンが仲間になったことでガーディアンの戦力は大きく増強。
しかし俺には捨て置けないことがある。
それはどことなくプレリー様と良い雰囲気だと言うことだ。
今まで副司令しか入室が許されなかった禁断の地であり、聖域でもあるプレリー様への部屋の出入りを許されたらしい。
何度も色とりどりのぬいぐるみを持ってベースの通路を歩き回るヴァンと時々エールの姿が目撃されたが、け、けしからん!実にけしからん!!
時々プレリー様はヴァン(とサルディーヌ)と一緒にお茶(しかもプレリー様お手製)をしてたりするそうじゃねえか!
しかもエリアFへと向かうミッション前にわざわざ髪ゴムを用意してヴァンの髪を纏めてやったそうだ。
そしてガーディアンベース襲撃の際にはヴァンは颯爽と現れて敵からプレリー様(ついでにジルウェ)を颯爽と助けたらしい。
何で俺の知ってる赤はこういう風に美味しいとこかっさらってくんだよ…。
そしてガーディアンの保養施設ではプレリー様が何と、初めての手料理をヴァンに振る舞ったらしい…プ、プ…プレリー様のて、手料理…っ!ち、畜生〜〜〜っ…!!
血の涙を流す俺に周囲は引いているが知ったこっちゃねぇ。
それから時々施設やガーディアンベースのキッチンで謎の爆発が起こるものの、プレリー様がヴァンに…て、手料理を…振る舞う姿が…目撃…された…っ!!
「ねえ、セードル。どうしてあの人は目から血を出してるの?」
「ああ、気にすんじゃないよサルディーヌ。醜い男の嫉妬さ…あんたはあんな風になるんじゃないよ」
サルディーヌとセードルの会話を聞きながら俺
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