ターン26 復讐の最終方程式
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ンクロモンスター。そして続く効果も、あの時と全く同じ。息を呑む少女の目の前で、ビッグ・バリスタの羽音が不気味に響く。現在蛇ノ目の墓地に存在する昆虫族モンスターは全部で3体だが、弱体化にはすべての除外されている昆虫族が加算されるため、再序盤にデビルドーザーを特殊召喚するため除外された2体も合わせてかかる数値は5体分、つまり2500となる。
「そしてこの発動にチェーンし、ディヴィジョンのモンスター効果を発動。このカードがフィールドから墓地に送られた場合、相手モンスター1体の攻撃力を半分にする」
E・HERO ノヴァマスター 攻2600→1300→0 守2100→0
「さて……ビッグ・バリスタは貫通能力を持ち、このまま攻撃するだけでも勝利はできる。だが、その4枚の伏せカード。おそらくはシャッフル・リボーンのデメリットを回避するためだけのブラフも混じっているだろうが、ここは安定を取るとしよう。シンクロキャンセルを発動し、ビッグ・バリスタをエクストラデッキに戻すことでその素材2体を蘇生する」
炎斬機マグマ 攻2500
斬機ディヴィジョン 攻1500
「このコンボも、あの時と同じ……!」
「その通りだ。ならば当然、次も予想がつくだろう。レベル4のディヴィジョンに、レベル8のマグマをチューニング。我が復讐の真なる炎よ。研ぎ澄まされし一刀のもと、悲願の覇道を切り開け!シンクロ召喚、レベル12。炎斬機ファイナルシグマ!」
☆4+☆8=☆12
炎斬機ファイナルシグマ 攻3000
炎の柱が突如として天高くに立ち昇り、その中央から純白の炎を纏った最後の斬機が歩を進める。高熱のあまり陽炎が発生し周りの風景がゆらゆらと揺らぐ中、硬質な足音と共に近づいてくるその姿だけがただ真っすぐなまま存在し、そこが世界の中心であるかのような錯覚さえも起こさせる。
「ファイナルシグマはエクストラモンスターゾーンに存在する限り、斬機カード以外の効果を受け付けない。反面このまま攻撃しても貫通ダメージを与えられないが、補強の方法はある。墓地よりADチェンジャーの効果を発動。このカードを除外し、ノヴァマスターの表示形式を変更する」
「ノヴァマスター……」
E・HERO ノヴァマスター 守0→攻0
片膝をついていたヒーローが操り人形のようにぎこちない動きで立ち上がり、ファイナルシグマと強制的に相対する。平常時ならばまだしも、今のノヴァマスターにファイナルシグマの一撃を受けきるだけの力は残されていない。
「バトルフェイズ、ファイナルシグマでノヴァマスターに攻撃。Quod Erat Demonstrandum!」
処刑の刃が赤熱の軌跡を描き、無防備なノヴァマスターへと振り下ろされる。竹丸がもう
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