49 東京で暴れる者
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!」
アドルフは生物を瞬殺する能力がある。その能力を行使した。しかし、その能力はなぜかその男子には効かなかった。
「な、何だ、こいつは!?」
「俺にそんな手が使えると思うのか」
アドルフと日高は急に金縛りをかけられたかのように動かなくなった。認めたくないのだが、その男子に屈してしまったかのようだった。
「俺を怒らすとどうなるか教えてやる」
その時、住民達が次々と家から現れた。
「何だい、アンタら!」
「この不審者め!」
住民達がこの男子に洗脳されたかのように二人に襲いかかる。日高とアドルフは住民達に袋叩きにされてしまった。
「出ていけ、そして帰れ、ゴミクズども」
その男子は念力をかけるかのように二人を遠くへ吹き飛ばした。手も出さずに。住民達は帰って行った。
「俺の能力は危険すぎるんだよ。だから小学生の頃、嫌われ者だったんだよ。くそったれが・・・」
その男子もその街を出ていった。
「杉山君、りえちゃん!!」
かよ子は教会の外の庭で対峙していた杉山とりえを見つけた。杉山は雷の石を使用していた。一方のりえの付近には黄金色の体をしたの人間型の生物のような物体いた。おそらくりえが杯の能力で作り出した精霊だとかよ子は察した。杉山は雷の石の能力を行使している所からかよ子は杖の使用法を示した本の一節を思い出した。
【電気を使用する品および雷を発する雲に向けると雷を操る能力を得られる】
かよ子は杉山が放った電撃に杖を向け、雷を操る能力を得て、その放電で杉山の電気を打ち消した。
「かよちゃんっ!?」
「や、山田あ!?なんでお前があ!?」
「そ、それは、ふ、二人共、け、喧嘩しそうだったから、し、心配で、き、来たんだよ!!」
かよ子はあたふたしながら言った。
「ああ、ごめんね、私もカッとなっちゃったわ」
「それで、お前も来たのか。ワリいな、迷惑かけてよ。こいつの杯の能力を試そうとしてついやっちまったよ」
「じゃ、じゃあ、やっぱり、あれはりえちゃんが出した『精霊』!?」
「そうよっ、あれは「雷の精」よっ。あれで雷の技が使えるのっ」
「そうなんだ、私のこの杖もね、今の杉山君の電撃に向けて雷を操る能力を持つ事ができたんだよ」
「それで、今電撃同士で迎え撃って打ち消したのね」
「うん、お願いだから、そんなんで喧嘩は、止めて・・・!!それに、『敵』は他にいるはずだよ・・・!!」
「ああ、そうだったな、俺達の敵は日本赤軍やそいつらに協力してる異世界の奴らだよな」
「そうだ、プールに誘うのはやめるから、明日は代わりに花火やろうよ!」
「うんっ、いいわねっ!」
「ああ、そうだな」
三人は約束した。
「りえ」
杉山は東京の少女を呼ぶ。
「邪魔して、悪かった
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