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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
おさらいもといあらすじ
☆二人は大体こんな感じって話
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っている。
こんな崩壊した世界、
最も恐ろしいのはデカくて強いモンスターとか悪属性のやべーサーヴァントではなく、人間なんだなと実感させられる。

「あ、」

とそんなことをしみじみ思っていた時、おっきーが声を上げた。

「どした?」

「白スーツにサングラスの、いかにも893な人が廃墟から出てきた。多分資料にあった人だ。」

折り紙が見たものは操り主であるおっきーに伝えられる。
そしてiPadを起動し、依頼主からもらった資料を閲覧しながらおっきーは折り紙達に指示を送った 。

「顔もほぼ一致してる。追跡させたから後はもう時間の問題だね。」

「だな。」

折り紙につけられていることを知らないそいつはそのままアジトまで帰ることだろう。
あとはこの情報を依頼主に届け、そして

「よし、終わり。」

俺達の仕事は終わりだ。

「あーつかれたー。張り込みも楽じゃないねー。」

仕事を終え、伸びをするおっきー。
え?拠点は叩かないのかって?
やだよめんどくせぇ。そんなんやりたいやつにやらせればいいだろーがよ。
俺は探偵だからそういうドンパチすんの嫌いだし苦手だし。
それにそもそも俺の刑部姫(サーヴァント)戦闘向いてねーし。
適材適所。
サーヴァントにだって得意不得意あるんだよ。
それを理解してこそ一流のマスターだと思うよ俺は。

「お疲れおっきー。さっさと帰ろーぜ。」

「うん。やることさっさと済ませて、さっさと引きこもろー。」

と、俺達はその場を後にした。


?

「あーつかれたつかれた。」

それから三十分後。
依頼主に悪いやつらの拠点の場所を教えて依頼は完了。
報酬金をもらって俺達はホテルの最上階にある俺達の拠点、『ニノマエ探偵事務所』へと帰宅した。

身体がもうこれ以上動くことを拒否している。
部屋に入るなり俺はベッドにどさりと倒れこんだ。

「もう無理ぃ…姫も疲れたぁ。」

続けて俺の隣に倒れこんできたおっきー。

「まーちゃんごはん。」

「作れねーよ。もう指一本動かせねーっての。」

お前も疲れてるけど俺も疲れてんだよ。
いっつもごはんおいしいおいしい言って食ってくれんのは嬉しいけど今日は無理だよ。

「カップ麺でも作ってくれ。深夜のはサイコーだぞ。」

「え〜まーちゃんがお湯いれてよ〜。」

「…。」

とことん自分から動きたくねーのな!

「ったくよぉ…。」

重い身体を渋々動かし、起き上がる。

「…。」

しかしここで、寝転がるおっきーに自然と目がいった。
ピクリとも動かず、隙だらけのその身体。
さらに油断しまくっているんだろう、スカートからは下着が覗いている。
そうかそうか、
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