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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
おさらいもといあらすじ
☆二人は大体こんな感じって話
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この世界の簡単な設定。
20XX年くらい。
世界はある日崩壊した。
でも人類死んでなかった。
特定の人にはサーヴァントが来てくれたよ。
サーヴァントと一緒にこの世界を生き抜くよ。

設定おわり。

?

崩壊した世界。
それまであった当たり前の日常は消え去り、非力な人間達に厳し過ぎる現実がふりかかる。
インフラは完全に止まり、さらに外にはモンスターがうようよいるという完全にファンタジーな世界となったこの現実。
現実は小説よりも奇なりともいうが、いくらなんでもこれは奇妙過ぎだ。
それになによりも、俺達には最も奇妙な事が起きている。
生きている人間全員ではないにしろ、
とある条件…まぁあるアプリをやってましたって人に共通することなんだが…。

「…ねぇまーちゃん。」

「なんだよ。」

「姫、つかれた。」

サーヴァントがいる。
世界が崩壊した後、少なくともFGOをプレイしていた人達は何らかのきっかけで自分が最も大切にしていたサーヴァントの召喚に成功し、マスターとなったのだ。
そしてこの俺、一 誠(にのまえ まこと)もサーヴァントを従えた立派なマスターである。

あ?サーヴァントは誰って?
クラス?アサシンだよ。え?強い?弱い?
バカかお前。好きなのに強い弱いも関係ねーよ。
ただまぁ、俺のサーヴァントはバレンタイン人権鯖って言われるくらいには人気者でね。
昨年にはアーチャークラスで水着も実装されたくらいだ。
推し鯖がまだ水着化されてない諸君、どうだ?羨ましいだろう?

ここまで言えばわかるだろう。
そうだ、刑部姫。おっきーだよ。

「ねぇまーちゃん。」

「なんだよ。」

「誰と話ししてるの?」

「え?」

口に出てたのか…。

「姫の自慢したくなるのは分かるケド…虚無に自慢するのはさすがの姫もどうかと思うな〜。」

「るっせーなお前は張り込みに集中しろ。」

「あいた。」

頭を小突く。
さて、ここで俺とおっきーは何をしているのかと言えば"張り込み"をしている。
とはいっても自分の身でやるのではなく。俺達自身は遠く離れたところで待機し、おっきーご自慢の千代紙操法により折り紙達に見張りをやらせている。

世界が崩壊してから俺はおっきーと一緒に私立探偵をやっててな。
こうして依頼を受け、いろーんな事をやってのけてそれで生計たててるわけよ。
『多少高くつくが依頼は必ず成功させる。』
そんなフレーズで中々評判なんだぜ。俺達は。

で、今やってるのが張り込み。
なんか怪しい奴等がうろついてるから捜査してくれとのこと。
こんな世界になっても、人間の中にはこれを金儲けの機会と考える欲張りがいるものさ。
時には金のために平気で人を殺すヤツだ
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