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銀河帝国革命
帝国軍の来襲
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。そうすれば同盟からの支援を受けられる。」

実はロンドリーナ・コミューン建国時にハンソンは、自由惑星同盟に対して国家承認と支援を要請するため、使者を派遣していたのだが、その時は色よい返事は貰えなかったのであった。

「同盟のジョアン・レベロ最高評議会議長は帝国に対帝国和平派だ。現状では我々の存在は黙殺されて終わるだろう。現にそういう扱いだったからな。だが同盟の力なしでこの苦境を乗り越えられるわけがない。そのためにもここで帝国軍を撃退したという実績が必要なのだ。そうすれば流石の同盟も動かざる負えないだろう。なんせ千載一遇のチャンスを我々が作ったことになるんだからな。」

「……なるほど、そういうことなら私は何も言いません。人民革命の為にも最善を尽くしましょう。」

「……君たちには本当に苦労を掛ける。特に君は第一革命のときに命を救われた。私は君に何も恩を返せていない。すまない……」

ハンソンがそう謝りながら頭を下げた。

「謝らないでください。我々は貴方に掛けてるんですよ。それにまだ負けたわけじゃないでしょ?」

「……そうだったな。頼んだぞ、同志テールマン!」

ハンソンはテールマンにそう言い、宇宙港を後にした。

その後テールマンは500隻の艦隊を率いて出撃、小惑星帯に身を隠し、帝国軍の来襲に備えた。

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