第十九話 やるべきこと
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ウェは冷静にガーディアンベースが受けたダメージを考えて深刻な表情になる。
「あ、そうか…甲板もボロボロだし…俺が開けた穴もあるし…プレリー…悪い」
ガーディアンベースのダメージの要因の一人でもあるヴァンが謝罪する。
「良いの、あなたは私達を助けてくれた。この船も穴の一つや二つでどうにかなるほど脆い作りはしていないわ」
「でも流石に修理しないわけにはいかないよね。でも街に行くのも……」
この国のインナーでパーツを扱っている所はセルパン・カンパニーの息がかかっている可能性が高い。
だから船の修理をしようにも敵に自分達の現状がバレるのは避けたい。
「仕方ない、倒したメカニロイドのパーツやスクラップ置き場にあるジャンクパーツでどうにかするしかないな」
「「流石ジルウェ(先輩)、貧乏性なだけある」」
流石は運び屋の移動の要であるバイクの入荷をケチってジャンクパーツで騙し騙し使ってきたジルウェである。
「んんっ!た、確かガーディアンの保養施設の近くにスクラップ置き場がありましたね。そこで一旦休息を取りつつ使えそうなパーツを回収しましょう」
後輩二人からの冷たい視線から逃げるように咳払いしながらジルウェは提案し、プレリーは苦笑と共に頷いた。
「そうですね、ヴァンとエールにも休んでもらいたいですし…ライブメタル達のリペアもしなくてはいけませんしね」
パープリルの無理なロックオンのせいでモデルH達のリペアは終わっておらず、これからの厳しくなるであろうミッションには彼らの力も必要不可欠だ。
「取り敢えず、今はその保養施設に向かおう。まずはそれから!!」
「そうね、ガーディアンベースをガーディアンの保養施設へ。そこで船を修理します」
エールの言葉に全員が頷き、プレリーはスクラップ置き場の近くにあるガーディアンの保養施設へと向かうよう指示を飛ばすのであった。
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