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仮面ライダーの力を得て転生したったwwwww
第11話
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た。

『消えた・・・・・』
『そのようだね』

そんな事を呟いて、アラタとウォズは変身を解き、生身の人間へと戻る。 息をつく間もなく、スウォルツへと向き直る。

「まさか、君まで居るとはね。スウォルツ氏」
「久しぶりだな、というべきか。ウォズ」

そういえばスウォルツもジオウの世界で元は暗躍していたんだっけか、とアラタはぼんやりと考える。どんな関係だったかまでは覚えてはないが、利害の為なら手を組んだり殺しあったり、そんな複雑な気がする。

「それとアラタ。貴様の働きで王座を決める闘いが進行している。各地のアナザーライダーも動き始めた。礼を言おう」
「・・・・・んなもんはどうでもいい。お前の目的はなんだ。一体何がしたい?」
「今はまだ語る時ではない」

胸倉を掴む勢いでスウォルツに問い詰めるも、スウォルツは断固として話す気はない。・・・・・こうして直接相見えるのは初めてだが、身長差からが来るものか、彼の持つ得体の知れない不気味さが俺の足を僅かに震わせる。 それを去勢で誤魔化しながらも睨むように見上げると、スウォルツは溜め息をついて背を向ける。

「・・・・・せっかくだ。お前に1つヒントをくれてやる」
「・・・・・何?」

首を傾げるアラタを意に介さず、続けざまにスウォルツは述べる。

「我々の最終的な目的は、虚構からの征服(・・・・・・・)だ。王座を決まるこの闘いも、その先の世界で君臨する者を決める前決めだ」
「・・・・・どういうことだ?」

「いずれお前も知る事になるだろう。闘え。そして勝ち続けろ。・・・・・その先に、貴様の求める答えがある」
「ぁっ、待て!」

背を向けて、どこかへと歩くスウォルツを改めて引き止めようとする。だが、なんの力なのか、スウォルツとの距離がどんどん引き離されていく。
追跡する事を諦め、その代わりにアラタは先程のスウォルツの言葉を思い返す。

「虚構からの、征服・・・・・」
「スウォルツ氏の言葉には気になる所はあるが・・・・・今は戻ろう。騒ぎを聞きつけた人達が集まりかねない」
「ああ、うん・・・・・」

そんなやり取りを交わして、気づかれないように琴音の待つ家へと帰路を歩いてく。

アラタは歩みを進めながらも、スウォルツの放った言葉について考え続ける。
自分達はこうして存在している。どうしようもなく光の見えない世界で、瞬間瞬間を必死に生きている。
だが、ホントにそうなのだろうか? この世界はもしかして何者かの策略によって意図的に生み出された世界で、その中に俺たちは押しつめられたのでは無いのかと。

・・・・・イヤ、今はそれは置いておこう。何れ考えなければならない問題だが、アナザーライダー
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