第11話
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るほど・・・・・悪くないかもだね。それに賭けてみようか』
ウォズの了承を得て、アナザージオウは単身でアナザーダブルに猪突猛進する。そんな姿を見ても、尚も余裕を見せるアナザーダブル。どんな攻撃であろうと容易に捩じ伏せようという立ち振る舞い。なら、その余裕を今すぐにでも無くしてやる。
アナザージオウは走りながら左手でドライバーのウォッチのボタンを押し、ドライバーを回転させて高く跳躍する。
『はああぁぁぁっ!!!!!』
《ANOTHERーTIME BREAK!!》
凝縮されたエネルギーの込められた右足を突き出しアナザーダブルの胸部へと目掛けて降下していく!!
アナザージオウの必殺技、『アナザータイムブレーク』。 アナザーダブルはやや反応に遅れるも、両手を胸元で交差させて防御姿勢を取りーーー直後、アナザージオウのキックがアナザーダブルの両手にぶつかる。
『あああぁぁぁっっ!!!!』
『ぐぅ・・・・・ぬうぅん!!!』
紫と黒のスパークが弾け飛び、アラタはあらん限りの力を右足に込める。しかし、拮抗出来るのもごく僅かの時間だ。 現に、アナザーダブルはアナザージオウの必殺の一撃をこう易々と受け止めてる。 何れ奴のひと振りでアラタの身は地へと、叩き落とされるだろう。
今のアラタ1人の力では、アナザーダブルを打倒する事は出来ない。 それはどうしようもない事実だ。
ならば、その倍以上の力で覆せばいい。
アナザージオウは腕に巻き付いたホルダーから2つのウォッチを起動させーーー。
『フンっ・・・・・!!!』
直後、アナザーダブルは予想通り、無理矢理アナザージオウのキックを薙ぎ払われる。
『ぐぅ!・・・・・っぁ、うっ・・・・・!』
紙屑のように吹き飛ばされ、何度も地面に身体を打ち付ける。立ち上がろうとするも、今までのダメージの蓄積からか。思うように力が入らない。
『ふんっ・・・・・中々の奇襲策だったが、1歩及ばなかったな』
胸元を抑えながらも片膝を地に、手を置く俺に嘲笑を含んだ言葉を投げ、見下すアナザーダブル。 ・・・・・だが、ヤツは俺の仕掛けたホントの狙いに気づいてない。それがおかしくて、笑いが零れる。
『・・・・・何がおかしい』
『イヤ、別に。ただ、油断してると意外な所で足元掬われるぞ・・・・・てな』
『・・・・・っ!!』
そう呟くアラタの言葉に、何かを狙っていると気づいたアナザーダブルは、先程までアナザージオウが対空していた中へと視線を向ける。
刹那、虚空から顕れた意志なきアナザーエグゼイドとアナザービルド、そしてウォズがアナザーダブルへと必殺の一撃を放つ!!
《TIM
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