暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第671話】
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
ろう。だが……いや、結果は後でわかるな」

 僅かな微笑を溢した織斑先生はオペレーション・ルームから退室し、続くように山田先生も退室した。

 圧倒的に不利なこの状況だが、選ばれた以上は仕方ないだろう……続々と退室していく中、一夏が俺に声をかけてきた。


「ヒルト、自信がないなら俺が替わってやろうか?」
「……勝手なこと出来ないだろ、別に替わらなくていいさ。勝つか負けるかは神のみぞ知るって事だろ」

 俺は立ち上がると一夏をその場に残してオペレーション・ルームを出ていく。
 一人残された一夏はーー。

「……何で千冬姉はあいつばっかり贔屓にしてるんだよ……。俺だって男なのに……ヒルトにだって負けない自信はあるのに……!」

 黒く滲んだシミが、一夏の心を少しずつ蝕み始めていた。
 白式の待機形態であるガントレットもまた、怪しい赤い光を放っていた。

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ