第十八話 ベースの防衛
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、報告を!」
「レーダーにセルパン・カンパニーの飛行艇の反応があります!恐らくそれによる攻撃です!!」
プレリーの指示にオペレーターはレーダーがキャッチした飛行艇の反応を言うと、ジルウェが表情を歪めた。
「セルパンの奴…ガーディアンベースを沈めるつもりだな…自分がいた組織を躊躇わずに攻撃するなんてな」
「丁度良いじゃないか先輩…セルパン・カンパニー自慢の飛行艇を一隻も残さず叩き墜としてやる!!」
甲板に出て迎え撃とうとするヴァン。
それを見たエールは慌ててフルーブに通信を入れる。
「ヴァン!待って!フルーブ、モデルH達は!?」
『無理です!破損が酷すぎて本来の力が出せません!!』
「…仕方ない…残ったライブメタルで切り抜けるしか…」
モデルX、モデルZを握り締め、唯一無傷のモデルPを見遣る。
「モデルP…アタシに力を貸してくれないかな?ベースのみんなを守るために…」
「拙者もまたお主と同じく弱き者のための刃…今一度(ひとたび)、弱き者の刃となろう」
「ありがとうモデルP!!ダブルロックオン!モデルPX!!」
新たなるダブルロックオンの変身、モデルPXとなったエールもヴァンを追い掛けて甲板に飛び出した。
「ヴァン…エール…無事に帰ってこいよ…」
「お姉ちゃん…お兄ちゃん…二人を守って…」
残されたジルウェとプレリーは戦いに向かったヴァンとエールの無事を祈った。
甲板に出た二人はセルパン・カンパニーの飛行艇に攻撃を仕掛けていた。
正確にはヴァンが飛行艇をバスターショットで狙撃し、エールがチャージ攻撃の十字手裏剣からのクナイの連続投擲で敵の飛行艇から射出されるコンテナを破壊しながらだ。
モデルPXのチャージ攻撃である十字手裏剣はモデルZXの一段階チャージと同じ時間であり、セミチャージバスターよりも高威力なので本来ならコンテナのような物の破壊に適したモデルFが使えないが、これならモデルZXよりも早く破壊出来る。
時には十字手裏剣を展開したまま回転させて簡易的な盾にすることで敵からの攻撃を防御する。
「墜ちろ!!」
ヴァンが放ったチャージバスターが飛行艇を貫き、残りの飛行艇も残り一隻となった時、複数のコンテナが射出され、エールは即座に破壊しようとするが、間に合わずにメカニロイドの出撃を許してしまう。
「「っ!?」」
コンテナから飛び出したイレギュラーの中には大鎌を担いだ死神のようなレプリロイドのプロメテと、杖を持った神官のようなレプリロイドのパンドラ。
エリアDで見た二人はメカニロイドを引き連れてベース内に侵入した。
「…あいつらは…あの時の……!」
エールが呟いた直後にプレリーからの通信が入った。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ