第77話
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を見つめた。
「ったく、昔のクラスメイト達はともかくあんな腹黒女の為に何でそこまでしてやるのよ……あんな腹黒女よりもあたしの方がずっといい担任でしょうが。」
ジト目になってリィンに文句を言うサラの言葉を聞いたその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
「いや、俺はそのセシリアって将軍とは会った事はねぇからどんな人物かは知らねぇが、少なくても”軍人の卵である訓練兵達の教官”としてはその将軍の方が上なのは、本人と会った事がねぇ俺でも今までお前達から聞いた話でわかるぜ。」
「おまけにその将軍とやらはメンフィル皇帝の妃の一人なんだから、その年でツレもいねぇバレスタインは、女としてもその将軍に負けているじゃねぇか。」
「ああん!?あんた達、あたしに喧嘩を売ればどうなるか、わかっていて言っているのかしら!?」
(ああいう短気な所とかも、わたし達に対する”怒り”はあってもそれをあからさまに表情や態度に出さなかったセシリア将軍に劣っているよね。)
(全くだな。)
呆れた表情を浮かべたクロウとアッシュの指摘を聞いたサラは顔に青筋を立てて二人を睨み、サラのその態度にその場にいる全員は再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、その様子を見たフィーとマキアスは呆れた表情で小声で会話していた。するとその時リィンのENGMAからアラームが鳴り始めた。
「――――――次のブリーフィングまでの時間が後20分なので、今度こそ失礼させてもらう。」
ENGMAを取り出してアラームを止めて時間を確認したリィンはその場から離れようとしたが
「――――――リィンよ、ヌシ自身から話を聞くのが無理ならば、せめてヌシと共にありし者達――――――”怠惰”の魔王を始めとしたヌシが”契約”を交わしている者達にヌシ達の近況を知りたがっているエマ達に教えるように口利きしてくれぬか?――――――この通りじゃ。」
「おばあちゃん……」
ローゼリアが自分に声をかけると振り向いて驚きの表情で自分に頭を下げるローゼリアを見つめ、ローゼリアの行動を見たエマは驚き
「…………フウ…………さすがに”メンフィルにとっての協力者”でもあるロゼさんの頼みまでは無下にはできませんね。――――――そういう訳だから頼めるか、メサイア、ベルフェゴール、アイドス、ユリーシャ。」
頭を下げるローゼリアを見つめて少しの間考え込んだリィンは溜息を吐いた後静かな表情でメサイア達の名を呼ぶと、メサイア達はそれぞれリィンの身体と神剣から光の球となって現れた後リィンの周囲にそれぞれの姿を顕現した。
「んなっ!?テメェらはオズギリアス盆地の時の……!?一体どうなってやがるんだ……!?」
「そっか……そういえば、アッシュは初めて”あれ”を見るんだったね。」
「あれが異世界流の”使い魔”の契約方法らしいわよ。主と使い魔の
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