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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第77話
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て腕がなるな。」
「いや〜、俺はできればそんな奴とのガチンコ対決とか遠慮したいものだね〜。ほら、俺の得物って弓だし。」
「その理由ですと、”魔術師”の私やドロテア先輩はもっと遠慮したいのですが……………本当にそのような状況に陥ってしまった場合は仕方ありませんね。」
イングリットとドゥドゥーの推測を聞いたドロテアは苦笑し、ディミトリは不敵な笑みを浮かべ、苦笑しているクロードの意見にジト目で指摘したリシテアはすぐに表情を引き締めた。

「―――――今回の作戦でのメンフィル軍以外の勢力にも知らせる事項はこれで全てよ。後はメンフィル軍の襲撃メンバーへの周知や二手に分かれるメンバーの編成の事についてのブリーフィングが残っているだけだから、”特務支援課”は待機している他のメンバーに今回のブリーフィング内容を周知した後は明日の作戦に備えて休んでもらって構わないわ。――――――ああ、ティオは襲撃前の最後の確認の為の打ち合わせをしたいから、後でレンが個人的に会いに行くわね。」
「――わかった。」
「了解しました。」
そしてレンは手を叩いてその場にいる全員に自分に注目させた後ブリーフィングを一端終える事を伝えた後ロイド達に視線を向け、レンの言葉にロイドとティオはそれぞれ頷いた。
「そういう訳だから、”紅き翼”の視聴許可が下りているブリーフィングはこれで終わりだから、”紅き翼”の皆さんも帰ってね。――――――リィン少将、”紅き翼”の皆さんを出口まで送ってあげて。」
「御意。――――――今から1時間の休憩を取る。休憩後は作戦に参加する襲撃メンバー全員を集めてのブリーフィングを始めるから、1時間後にまたここに集まってくれ。」
トワ達に意味ありげな笑みを浮かべて視線を向けたレンはリィンに指示をし、レンの指示に会釈したリィンは灰獅子隊の面々、プリネとツーヤ、そしてデュバリィを見回して号令をかけ
「イエス・コマンダー!!」
リィンの号令に襲撃メンバーはそれぞれ力強く答えた。

その後アリサ達はリィンの先導によって、里の広場まで送られた。


〜エリンの里・広場〜

「――――――先程のブリーフィングでも伝えたようにメンフィル軍による黒の工房の本拠地への襲撃開始時刻は明日の13:00(ひとさんまるまる)。作戦開始の30分前には転位に必要なヴァリマール達を集合させる作業を開始するから、そちらも作戦開始の10分前くらいには転位に必要なオルディーネ達を集合させておいてくれ。――――――それじゃあ、俺はこれで失礼する。」
アリサ達を広場まで送って伝達事項を伝えたリィンはアリサ達に背を向けてレヴォリューションの中へと入ろうとしたが
「ま、待って、リィン!」
「カレル離宮の時のように、また何も話さず行くつもり!?」
リィンの行動を見たアリサが慌て
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