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レーヴァティン
第百五十二話 ロードス島の攻防その一

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                第百五十二話  ロードス島の攻防
 久志は大艦隊を編成しそのうえでビザンチウムからロードス島に向かった、無論大軍も上船させている。
 そうしてロードス島に着くと彼はすぐに言った。
「よし、今からな」
「攻撃ですね」
「一般市民は全員避難したよな」
「はい、近くの街に」
 夕子が答える。
「既に」
「そうだよな、じゃあな」
「気兼ねなくですね」
「戦うな、しかし相手の騎士団長も騎士団の連中も」 
 久志は島を見つつこうも言った。
「英断してくれたな、一般市民は戦に巻き込まないか」
「そしてこちらの言葉を受けてくれた」
「有り難いぜ、それならな」
 久志はさらに言った。
「戦の後でな」
「騎士団長も騎士団員達も」
「用いたいな、いい人材はな」
「全員ですね」
「用いないとな」
「その通りですね、それがです」
「統一への近道で」
 そしてとだ、久志は先を見つつ話した。
「魔神もな」
「倒せます」
「だからな」
「はい、戦の後は」
「全員用いるな、死んでいたら復活させてな」
 そのうえでというのだ。
「用いるな」
「それでいいと思います」
「そうだよな、じゃあ湖と空からな」
 その両方からというのだ。
「攻めるな」
「これから」
「まずは徹底的に叩くな」
 その湖と空からの攻撃からというのだ。
「いいな」
「砲撃と術の攻撃と」
「爆撃でな」
「完全に囲んだし」
「後はな」
 さらにとだ、久志は剛に答えた。
「それだよ、それこそ跡形がなくなるまでやるな」
「島への上陸の基本だっていうしね」
「だよな、上陸する場所に事前に徹底的に攻撃をしてな」
「そこの敵を掃討してから上陸する」
「それが基本だしな」
「アメリカ軍がそうだったね」
「サイパンでもそうでな」
 久志はさらに言った。
「硫黄島でも沖縄でもな」
「それで僕達もね」
「そうするな」
「ではね」
「上陸する場所全てに攻撃を行うな」
 砲撃に爆撃それに術でとだ、こう言ってだった。
 久志は早速上陸する場所に徹底した攻撃を浴びせた、そこにある陣地も騎士団員達も全てその攻撃で吹き飛ばす。
 久志はその攻撃を見て言った。
「流石に凄いな」
「うん、敵がどんどん吹き飛んで」
 剛は上陸用意をしつつ久志に応えた。
「大砲も壁もね」
「全部壊していくな」
「新型の大砲を一杯艦艇に積んでるからね」
「それで攻撃してるからな」
「敵の射程の外から威力の高い爆裂弾を惜しみなく使って」
「そうしてな」
「攻撃してるから」
 だからだというのだ。
「ここまでだね」
「普通の爆裂弾じゃないしな」
 久志は砲弾の話もした。
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