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勿忘草-ワスレナグサ-
大きな罪
終わりと始まり
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花束を踏切の近くに置き、手を合わせた。今でも思い出すと、後悔ばかり。
「何であの時。」
 何もしてあげられなかったのだろう。
 家族ではなく、同級生。だけど、こんなことになるとは。
「行かないと。」
 涙を拭い、自転車で去った。過去と向き合わなければ未来には進めない。だけど、いつまでも過去を見ていてはいけない。
「ただいま。」
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