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女子高の男子生徒
第一章
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立ちがよく似合う少女だ。目ははっきりしていて黒目がちで胸がかなり目立っている。
「これまで私も不安でしたが」
「でしたが、ですか」
「はい、一年の子の中に実は」
 こう言うのだった。
「気になる子が」
「えっ!?」
 栄子は美緒の言葉に思わず声をあげた、そして即座に彼女に聞き返した。
「生徒会長、今何と」
「ですから気になる子が」
「まさかと思いますが」
「あの、やっぱり私も十七歳で」
 今年で十八歳になる。
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