T La bambina da I'ARIA…
第009弾 ウラ取りと条件
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・」
アリアは何も言わなかった。
「だから転科じゃない。自由履修として、強襲科の授業を取るそれでもいいだろ」
キンジ・・・条件付き降伏ってワケね。
しかし自由履修とは考えたな。
自由履修・・・・・これは武偵校において、生徒が自分が所属する科以外の専門科目の授業を受ける事の出来る制度である。
無論、単位には反映されないが、多様な技術を要求される武偵になる為には理に適っている制度といってもいい。
なので、生徒の殆どは割と流動的にこの制度を利用している。
斯く言う私も自由履修で狙撃科、車輌科の授業を取っている。
自由履修の云々はさておいて、
キンジ、さてはHSSという切り札を伏せたままの状態・・・・・通常状態のままでやってアリアを失望させる魂胆か。
全く、どこまで組みたくないんだよ。コイツは。
そこまで来ると流石の私でも溜息が出るぞ。
「・・・・いいわ。じゃあ、この部屋から出てってあげる」
キンジの譲歩案にアリアは妥協した。
「あたしにも時間がないし。その1件で、あんたの実力を見極めることにする。勿論、凪優もね」
ま、解ってたことだし別に不満はないけど。
「・・・・どんな小さな事件でも1件だぞ」
「OKよ。その代わり、どんな大きな事件でも1件よ」
「解った」
「但し、手抜きしたりしたら風穴あけるわよ」
「ああ。約束する。(通常モードの俺の)全力でやってやるよ」
「解ったわ。約束する」
ま、私の場合、全力は出さないけどね。
そう。第4段階は使わない。
第2段階位までの全力を・・・・ね。
でも、アリアには少しだけ明日見せてもいいかな。
第3段階の私を・・・・。
続くんだよ
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