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緋弾のアリア ―瑠璃神に愛されし武偵―
T La bambina da I'ARIA…
第009弾 ウラ取りと条件
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にさっさと隠居して欲しいもんだ。
それと・・・・・未海姉との決着も付けねぇとな。
あのリストに未海姉・・・『綾乃(あやの)未海(みう)』の名前があった。
未海姉は私の師で・・・そして私が止めなきゃいけない相手。
最悪・・・・殺してでも。
それ程因縁がある相手なのだ。
だから、未海姉の存在がある以上、私が参戦しない選択肢はないのだ。

「そうかい。俺も雄も出来る限りサポートはする」
「ありがと」

アキが兄さんと共にサポートする事を申し出たので私は礼を言う。

「礼は良い。俺とお前の仲だろ。あと、コレは要るだろ?」

そう言ってアキは私に手甲とワイヤーとカードホルダーを手渡す。
これは、私のイ・ウー活動時の装備ではないか。

「これって・・・・・」
「礼は機嬢(ジーニャン)の奴に言え。それ保管・メンテしていたのはアイツだからな」
「解った」

装具一式受け取り喫茶店を後にする為、席を立つ。

「死ぬんじゃねーぞ。氷天(ひてん)の魔女」
「そっちもね。鮮烈の雷撃(ディラスター)

私は喫茶店を後にして武偵校の寮に戻った。


それから、アリア達と夕食をとり、私は自室に戻る。
さっきアキに貰ったリストとイ・ウーのメンバー指導リストを照会する。
そして自室に戻った私はイ・ウーメンバー専用の通信機を手に取り、ダイアル調整。
通信の相手は勿論、機嬢(ジーニャン)だ。
だが、最初に出るのが誰なのかは解らないのだ。
あの姉妹は個々の通信機を同じ所に置いている。
彼女達曰く、

「そっちの方が解り易い」

・・・だそうで。
最初から機嬢(ジーニャン)が出れば問題はない。
だが、誰が最初に出るのは誰か不明。
故に・・・こういう会話で始まるのだ。

?(もしもし)?誰ネ?』
「あ、その声は炮娘(バオニャン)?私。凪優よ」

先ず、電話に出た相手を当てる。
ここからスタート。
結構難易度は高いが、それは慣れでなんとかなる。
今回は四姉妹の、次女、炮娘(バオニャン)の様だ。

『凪優?真的(本当に)?凄く久しぶりネ!』

私が相手で炮娘(バオニャン)は結構喜んでいる御様子。
語尾が弾んでいるのが何よりの証拠だ。

「そうね。ほぼ2年ぶりくらいかしらね・・・・」

高校に進学後は全然連絡してなかったし。
確かそのくらいだろう。

『もう、連絡寄越さないで超心配したネ。―――で、今日はどうしたネ』

かなりの話したい事があったのだろう。
結構長い時間私は炮娘(バオニャン)と話し込んでいた。
そして、炮娘(バオニャン)の話に寄れば、藍幇(ランパン)の幹部、諸葛静幻(しょかつせいげん)も私をかなり心配しているらしい。


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