T La bambina da I'ARIA…
第008弾 朝が来ようが変わらぬものもある
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「バカキンジ!ほら起きる!」
「はにふんだこの!」
「朝ごはん!出しなさいよ!」
「し・・・る・・・・・か!」
「お腹が空くじゃない!」
「空かせこのバカ!」
「バカ――――ですって!?キンジの分際で!」
寮の自室の隣の部屋からアリアとキンジの仲良さそうな喧騒の声が響き、私は目を覚ます。
窓の方を見ると、窓から陽射しが差し込んでいた。
もう朝か・・・・。
えっと、時間は6:30。
えっと、確か作業が終わって寝たのが3:30位だったっけ。
だから・・・・うわ、3時間くらいしか寝てないのか。
道理で頭が働かないし寝不足な感じがするわけだ。
つか、五月蝿いな。
ゴメンさっきの前言撤回。今目覚めたわ。
低血圧設定行方不明なくらいにね。
つーか、朝っぱらからそんなに叫ぶなし。
こっちは深夜まで作業があったんだしさぁ・・・・・。
もう頭にガンガン響いて仕方がない。
もうちょっと、此方に気を使って欲しいものだ。
そうだ。ちょいと文句でも言ってこよう。うん。
文句を言ったって赦されるだろーし。
そう思った速攻で私はキンジの部屋(アリアも同じ部屋)へ向かった。
「(-_-)゜zzz…{[(-_-)(-_-)]}zzz_-)(-」
花梨はというと寝不足な私を差し置いて絶賛熟睡中であった。
なんか不公平な感じの感情を抱いたのは間違いではないであろう。
憂さ晴らししても良いよねぇ?ねぇ?
ま、そんなことはさておき・・・・・キンジの部屋の前に到着した。
キンジの部屋からは
「お腹が減った!へったへったへったへったへったあああ!!!」
アリアの大絶叫が聞こえる。
お前はガキの類か?あぁ・・・ゴメン。(身長含め)ガキだったわ(笑)
とは言えど。
(´Д`)ハァ… 全く・・・・・
「朝っぱらから五月蝿い!近所迷惑でしょうが!」
私はドアを開けてキンジに叫びつつ襲いかかるアリアを注意する。
「何よ?今このバカキンジに文句を言ってるんだから・・・・・って、げぇ!?凪優!?」
「だからなんなのその反応。・・・・まぁいいや。アリア、朝ご飯なら今から用意するから食べるなら早くダイニングに来なさい」
「あ、うん。わかったわ・・・」
「それと、キンジも食べるなら早く来てよね。アンタは昨日、自転車破壊されちゃったんだし、バス通でしょ?58分のバスに間に合わなくなるよ?」
「あ、ああ・・・・。わかった」
言う事を言って私はキンジの部屋を後にしてキッチンに向かう。
ああ、良かった。昨日、白雪に料理作って貰って正解だわ。
あれを温めて、何か汁物作れば朝食は大丈夫だろう。
あとは昼用のお弁当ね。あれも小分けしておいた分を詰めれば大丈夫よね。
そう考えつつも冷蔵庫か
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