第十二話 遭難者の捜索
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、メカニロイド達の大半は一撃で沈んでいく。
エールも上空の動きを阻害してくるメカニロイドにショットを放って撃墜していき、二人は順調に頂上へと登っていくと、氷とジャンクのブロックによって塞がっている場所を見つけた。
「反応が近いな…もしかしたらここの奥か?」
「もしかしたら、閉じ込められて出られなくなったのかも!」
ヴァンとエールがブロックを殴り砕いていくと、思った通りに扉があった。
扉が開いたので、部屋に入ると発電所で見たメカニロイドが道を塞いでいた。
「こいつはあの発電所でも見たな。」
「ヴァンが倒したんだっけ?どういう敵なの?」
「下のビーム砲と突進にさえ気を付ければ大丈夫…」
メカニロイドがキャタピラを動かした瞬間、ベルトコンベアの床も同時に動く。
「「っ!?」」
突然のことに二人は体勢を崩してそのままメカニロイドの元まで運ばれる形となり、ローラーの真下まで行った直後に振り下ろしてきたので、咄嗟にダッシュジャンプで回避して、壁に張り付いた。
「あ、危なかった…」
「今のは少しヒヤッとしたぞ…ここから攻撃だ!」
壁に張り付きながらヴァンはバスターショットを、エールはナックルバスターを構えてショットを連射した。
二人の同時攻撃によってメカニロイドはあっさりと破壊され、沈黙した。
「はあ、びっくりした…」
「向こうに扉があるな…行こうエール」
扉を潜ると、部屋の中には誰もいない。
強いて言うなら大型の端末があるくらいで、この機械が救難信号を発信していたようだ。
取り敢えずプレリーに通信を繋ぐヴァン。
「…プレリー、救難信号を出している古い端末を見つけた。だけど、周りには誰もいないみたいだ。」
『誰もいないなんて…一体どういうことなのかしら…』
「あっ!でも、端末にデータディスクが入ったままになってる」
端末を調べていたエールが端末を操作してデータディスクの内容を見る。
《私も、もう長くはない…このデータが心正しき者の手に渡ることを祈る…我々ガーディアン調査隊はこのエリアで不思議な金属の欠片を発掘した。まるで生きているかのように意志を持ち、我々の意識に語りかけてきたそれを、司令官は“ライブメタル・モデルV”と名付けた。司令官の指示の下、ライブメタルの研究は続けられたが…調査隊のほとんどの者が体の痺れや、頭痛などの異常を訴え始め、それを知った司令官は我々をライブメタルから遠ざけ、一人調査を続けた。》
「ヴァン…これって…レポート?」
「そのようだな、でもまだ続きがある…見てみよう」
レポートの続きを読んでいく二人。
恐らくプレリーもモニターから内容を読んでいるはずだ。
《研究も終わろう
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