第十二話 遭難者の捜索
[2/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
しっかりと小型の酸素ボンベを口に含んでおくこと。あなた達はレプリロイドじゃないから水中での活動時間が限られてるもの』
「やっぱりー…どうせ飛び込むならもっと暖かい場所の海がいい…」
「文句言うなよエール、行くぞ!」
ボンベを口に含んでヴァンは先に進み、エールも慌ててボンベを口に含んだ。
「ちょ、ちょっと待ってよ!!」
二人はダッシュで雪山を駆け抜けていき、下に向かって飛び降りると、イレギュラーと化したメカニロイドが行く手を阻む。
「はああっ!!」
ヴァンはホルスターからアルティメットセイバーを抜いて、メカニロイドをチャージセイバーの一撃で粉砕し、エールも後方からモデルFXの装備であるナックルバスターを構えてショットを連射して破壊する。
途中で氷のブロックとジャンクのブロックが積み重なって道を塞いでいたが、ヴァンはオメガナックルのエネルギーを拳に纏わせて殴り砕き、エールもエネルギーを纏わせたナックルバスターによるパンチで殴り砕いて道を作った。
そして奥のシャッターを潜った先には湖が広がっており、ヴァンとエールは一瞬硬直した。
「仕方ない、潜るぞエール」
「ええ!?そんなぁ…」
湖に飛び込んだヴァンの後をエールも泣く泣く湖に飛び込んだ。
「つ、冷たい…!」
「雪山の湖だからなぁ…」
さっさと抜け出して体を温めたいと言うヴァンとエールの共通した気持ちである。
湖を地上と全く変わらない速度で移動するヴァンだが、エールは水の抵抗をまともに受けており、地上と比べて明らかに鈍くなっている。
「遅いぞエール」
「ヴァンが速すぎるだけでしょ!」
しばらく泳いでいると、光が差す場所を見つけて一気に浮上すると、シャッターを発見する。
「あそこだ…行くぞエール!」
「う、うん…寒…寒い…」
寒さにガタガタと震えながら、エールは先を行くヴァンを追い掛ける。
シャッターを潜り抜けると、発信源の近くまで辿り着いた。
「ねえ!助けにきたよ!誰かいるんでしょ?位置を教えて!」
エールがどこかにいるらしい遭難者に向かって叫ぶものの、遭難者からの返事はない。
「…おかしいな…返事がない…」
警戒しているにしても何の反応がないのはおかしいとヴァンは思ったのだが、直後にプレリーからの通信が来た。
『でも確かに発信源はその辺りだわ。救難信号を出している機械が近くにあるはずよ。探してみて』
「分かった……上が怪しいな。行ってみるかエール?」
「うん!」
壊れた道を伝って上を目指す二人だったが、途中でメカニロイド達の妨害を受ける。
「邪魔だ!!」
炎属性のエレメントチップを使ってチャージ攻撃に属性を付加させると
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ