第一章
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家族との再会と
平田家はこの時家で飼っている茶色の毛の柴犬マックスと共にキャンプに来ていた、それで楽しんでいる時に。
ふとだ、家の子供である仁一が周りを見回して父の仁太郎と母の雅美に話した。
「あれっ、マックスいないよ」
「えっ、まさか」
「リード付けてたのに」
「リード壊れてるよ」
仁一はそのあどけない顔で長身で小さな目の面長の父と小柄で丸い顔で大きな目のの母に話した、見れば仁一は五歳の年齢にしては大柄で目が小さく顔は丸い。両親の特徴がそれぞれ出ている外見である。
その仁一が首輪を止めるところが壊れているリードを指差して両親に話した。
「だからね」
「それでか」
「マックス何処かに行ったのね」
「すぐに探そう」
息子はすぐに両親に言ってきた。
「そうしよう」
「ああ、そうしよう」
「すぐに探しましょう」
両親も我が子の言葉に応えた。
「マックスは家族だから」
「何としても連れて帰らないとな」
「一緒にキャンプに連れて来たけどな」
「まさかこうなるなんて」
二人は家でマックスだけいることも可哀想だと思い家の車に乗せて連れて来たのだ。だがそれが仇となったことに後悔した。
だがそれでもだ、なってしまったことは仕方ないと思い直しそれで話した。
「けれどね」
「今は探す方が先だ」
「そうよね、やっぱり」
「じゃあ今からな」
探す、こう話してだった。
一家でマックス、赤い首輪をしていた茶色と白の雄の柴犬を探した。首輪には犬の名前と家の電話番号も書いてあるのですぐにわかる様になっていた。
それでキャンプ場の周りを必死に探したが。
マックスは見付からなかった、夕暮れになっても見付からず父が言った。
「もう仕方ない」
「諦めてなのね」
「今日は帰ろう、けれどな」
「それでもよね」
「すぐにツイッターで迷い犬の情報を出してな」
マックスのそれをというのだ。
「街の方にも貼り紙を出して」
「探してもらうのね」
「そして保健所にも連絡して」
そしてというのだ。
「若し保護されたらな」
「連絡してもらう様にするのね」
「勿論僕達でも探し続けるけれど」
それでもとだ、夫は妻に話した。
「そうもしていこう」
「それで探すのね」
「ああ、幸いマックスの首輪には名前と電話番号が書いてあるから」
「だからよね」
「すぐに見付かるよ」
こう妻に話した。
「絶対に」
「それじゃあ」
「今日は家に帰るけれど」
それでもというのだ。
「ちゃんとね」
「ツイッターでお願いして貼り紙も出して」
「保健所にも連絡しよう」
「それじゃあね」
「GPSも付ければよかったな」
夫はここで後悔の言葉も出した。
「こうなる
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