第10話 イタリカ戦 後半戦
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『NEVERが来るところ…それは必ず地獄になる』
世界統治委員会でミュージアム代表の園咲琉兵衛が言った言葉である。
そして今、イタリカの平原は盗賊にとって文字通り地獄と化していた。
「オラァ、オラァ」
堂本剛三はロッドを振り回して向かってくる盗賊達をなぎ倒していく中、NEVERのスナイパーである芦原は向かってくる盗賊に対して援護射撃を開始する。
「ゲーム・スタート」
芦原はアサルトライフルであるG36を盗賊に向かって構え冷徹に引き金を引く。
盗賊達は次々と放たれる銃弾の撃ち抜かれて絶命する。
「くそ!!なんでこんな目に!?」
そう言って剣を持った盗賊はすぐさま剣を芦原に突き出して突撃するが芦原はその盗賊に向けて引き金を引き、放たれた銃弾は左胸を撃ち抜く。
盗賊は力なく跪くが芦原は更に眉間に撃ち込んで息の根を止める。
「ゲーム・オーバー」
別のところではNEVERの女性メンバー、羽原レイカが盗賊と戦っていた。
「へっ、小娘が!取り囲んで殺っちまえ!!」
盾でレイカの周囲を取り囲んで突進してくる盗賊を素早い身のこなしでジャンプし、ヒラリヒラリと避け、盗賊達にまとめて回し蹴りを食らわして気絶させる。
それを見て恐れをなした盗賊の女性が逃げる。その女性は腕や手首辺りに羽が生えていた。彼女はセイレーンだった。
するとある程度走ったところで突然―
「逃さないわョ?」
彼女の前にNEVERのサブリーダーである泉京水が現れてオーバーな動きをしながら立ちふさがる。
「ウッ、ウワァ!!変なオッサンだ!」
「あんた!言ってくれたわネ!レディに対してサイテーの侮辱を!ムッキーーーー!!!」
京水は酔拳のようにクネクネと動きながらで怒りを表すと素振りを見せ、どこからともなく鞭を取り出す。
「悪い子には!お仕置きよォーー!」
そして鞭を使って足元を締め上げて転倒させる。するとセイレーンは固い地面に頭を打ちつけて気絶してしまった。
「ふん!レディに侮辱を言った罰よ?」
それらの惨状を後方から見ていた盗賊団の首領は驚き、部下達は慌てふためく。
「何だよ!?アイツら何者だ?」
「うろたえるな!こうなったらあれを出せ!!」
首領は冷静に部下に指示を出す。
「分かりやした!!」
部下は後方に下げてあった幕のかかった数台の馬車の荷台の幕を下ろす。
「グルルルル…」
「ヴィヒヒ……」
中にはオークやゴブリンが数十匹入っていた。
「フハハハハ!数十匹の
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