if コピーエックス戦
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クスだと…!?お前が…僕の基にナったオリジナルのエックス…!?」
「バイルは…この本部を捨て、別の所に移ったよ。オメガを連れてね……。君はバイルに利用されていただけなんだよ…」
「皮肉だな、ハルピュイア達を切り捨てたお前が逆に切り捨てられるとはな」
エックスの憐れみの言葉とゼロの皮肉にコピーエックスの表情が激しい怒りと憎悪に歪んだ。
「ギ…ギギッ…どいツも…こイつも…僕を馬鹿にしやがッテ…!!」
コピーエックスの怒りの凄まじさを表すかのように、その声に酷いノイズが混じる。
「許サナイ…許サないぞ…!僕の…本当の力を…見せテやル…!!」
コピーエックスはふわっと宙に浮かび上がり、両腕を自分の前に翳して力を集中させ始めた。
一年前のゼロとの最終決戦に見せたシャイニングトランスフォームを発動しようとしているのだ。
「ハああああああアあっ!!」
コピーエックスの全身が白く光り始め、更なる戦闘形態であるエンジェルエックスへと姿を変えようとした途端、エックスが叫んだ。
「いけない!バイルは君の体に罠を!!」
コピーエックスが自分の体の異変に気づいたのはその時だった。
「ギ…ガガ…!?カ…体が…痺れ…グガガッ…アアアアアアーーーッ!!!」
コピーエックスの全身から様々な色の膨大なエネルギーが溢れ出し、今までと桁違いの力がコピーエックスを中心として辺りに充満する。
だが、それは今の傷ついたコピーエックスの体には耐え切れないほどの膨大な力であり、断末魔の叫び声を上げながらコピーエックスは爆散した。
ゼロはエックスとルインを庇うようにして床に伏せた。
エックスの代わりとして生み出され、無実のレプリロイドを弾圧、一度は倒され、そして最後にはバイルの都合のいい傀儡となり、自爆同然の死を迎えたコピーエックスの哀れな最期だった。
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