第7話 オ・ンドゥルゴ基地
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泥を洗い流してきれいに磨く。
翼竜の鱗は1枚につき銀貨30枚〜70枚で取引される。銀貨5枚で1日暮らせるこの世界でコダ村避難民達はものの数日で大金持ちになったわけである。
「鱗200枚、爪が300本、換金するならちゃんとした大店に任せたい」
「まだ鱗は山程あるからのぅ、おおそうじゃ!テッサリナ街道の先にあるイタリカに旧い友人の店がある。ショッカーの兵に運んでもらおう」
ショッカー世界 ゲドン州 アマゾン川流域
「なっ…何なんだよ!?アイツら!?」
男は密林の木々をかき分け全力で走っていた。男はアンチショッカー同盟アマゾン支部のメンバーだった。今日もいつものように密林の中の小屋を装った武器製造工場の監督をしていた……はずだった。
正午過ぎに突然、黒いジャケットを着た奴らが入ってきて次々と部下を殺していった。恐らくショッカーの刺客だろう。
男は刺客達が工場に入って来たのとほぼ同時に外に逃げることが出来たのでなんとか難を逃れた。
(どうしよう!?どこに逃げれば……)
そんな彼の後ろ姿を工場側の崖から見下ろす者が1人いた。その人物はM24のスコープで男の後頭部に照準を合わせる。
「ゲーム・オーバー」
男はそう言い放つとスコープに映る男めがけて引き金を引く。
彼は7.62ミリ弾に頭を撃ち抜かれて永遠に意識を失った。
「任務終了だ。全員集まれ」
リーダー格の青年……大道克己が連絡すると他のメンバーに連絡すると赤いパイピングの入った黒いジャケットを着た5人の男女が1箇所に集まる。
彼らは「NEVER」
大道克己をリーダーとしたショッカー防衛軍の特殊部隊である。
メンバーの殆どが犯罪者である上に忠誠心の欠片もない者ばかりなので普段は地図にも載っていない極秘収容所に閉じ込められている。
しかし、戦力としては申し分ないどころか怪物レベルであり、彼らの戦力は防衛陸軍の機甲師団20個と量産型キングダーク3体に相当すると言われている。
今回の任務は不穏分子の銃器製造工場を襲撃し、工場の人間を殲滅することである。
大道克己は飛電ライズフォンを取り出して"とある男"に電話をかける。ジョン・ドゥと克己が呼んでいるその男はいつもNEVERに電話を通じて指令を送ってくる。そしてNEVERはその指令通りに任務をこなすという形を取っていた。これにより防衛軍所属の特殊部隊でありながら独自の指揮系統を保っていた。
「ジョン・ドゥか……任務は完了したぞ。今から帰還する」
『そうかぁ、そんな中悪いけど君らにはこのまま新たな戦場に向かってもらうよ。戦争好きの君らにはピッタリな仕事だ』
「全く
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