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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
始まりの章-世界は終わった、しかし物語はここから始まる-
その日少年(ぼっち)は、運命(ひきこもり)と出会う
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りの生徒は冷ややかな視線で俺を見てるし、あわよくばワイバーン全てを俺に任せて逃げようとしているし、
あーだめだ。イライラしてきた。
「こんなものぉ!!!」
全部悪いのはこの折り紙のせいだ。
いやきっとそうだ。そうに違いない。
と思い、死ぬ前の八つ当たりとしてその折り紙をビリビリに引き裂いて破り捨てようとしたその時だ。
「…?」
折り紙に、何かが書いてあることに気が付いた。
「これって…うわあぶね!!」
ワイバーンの攻撃をかわし、折り紙を普通の状態へと戻す。
そこに書かれていたのは…
【そこから飛び降りて。】
ははーん。
分かっちゃった。分かっちゃったぞ俺。
刑部姫はいる。これはもう確信した。
そして飛び降りろなんて言われたらふざけんな、こんな所から飛び降りたら死んじゃうだろ!なんて思うかもしれないがFateを知っているのならそれは違ってくる。
つまり、
「そういうことなんだな…おっきー!!」
ワイバーンの間を走り抜け、飛び降り防止のフェンスをよじ登り、俺は迷うことなく、
「パロディがしたいんだな!!!」
飛び降りた。
校舎から飛び降りからの着地は任せた!!をしたいのだと俺は推測した。
おっきーだもんな!アニメのパロディしたいもんな!
じゃあ言うよ!俺言うよ!!
「アサシン!!着地は任せたァ!!」
そう言いながら生徒達の目の前から消えた俺。
あちら側から見れば、訳分からんこと言い出しながらとち狂って自殺しに行ったおかしな陰キャにしか見えないだろうが…。
しかし残念だったな!!
死ぬのはお前!生きるのは俺だ!!
きっとこの後刑部姫が来て俺を折り紙とかなんかそんなんで受け止めてかっこよく助けに来てくれ…
「…?」
あれおかしいな。
四階、三階と通り過ぎていく校舎。
いつまで経っても着地を任されてくれない刑部姫。
もしかして気のせい?俺の思い込みだった?
あーやばい。頭ん中走馬灯流れてきたぞ。
ロクでもねー思い出が駆け巡ってきたぞ。
どんどん迫る地面。
このままでは全身打撲で死んでしまうだろう。
いや、ワイバーンに食われるくらいなら自殺の方がマシかな…?
待て待て、俺は生きたいんだ。叶える夢あるっつっただろ。
死にたくはないが…
「あ、死ぬわ俺。」
もうすぐそこに地面は迫っていた。
?
「いってぇ…。」
結果から言わせてもらおう。
運が悪いのか良いのか俺は生きている。
木が緩衝材になってくれたこと。
おまけに地面が落ち葉の敷き詰められたフカフカの腐葉土だったこともあり、ケツを痛めるだけで済んだ。
「いやホントに痛い。ケツ8つくらいに割れてそう。」
痛むケツを擦
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