SS:闘将との一時
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「ふーん、そういうもんか?それにしても人間ってのはこんな美味い物食ってたんだな」
「ふふ、ファーブニルとレヴィアタンはいきなり料理出された時、困惑してたもんね」
アルエットに菓子を貰ったハルピュイアを除いて初めて料理と相対した二人は困惑していたのは記憶に新しい。
「今まで俺達は食い物食えるなんて知らなかったしなー。料理なんて人間の面倒臭え補給方法としか思ってなかったぜ」
「…確かにエネルゲン水晶を飲み込むだけで済む補給は早く済んで楽だけど、何だか味気ないんだよねー。私からすればレプリロイド人生の半分は損してると思う。ファーブニルだってエネルゲン水晶の補給じゃ物足りなくなったんじゃない?」
「おう!正直もっと早く知りたかったぜ。」
「ふふ、ファーブニル達がレジスタンスベースにいる間は私が作ってあげる」
「ありがとなお袋。顔は似ててもレヴィアタンとは全然違うぜ」
「レヴィアタンが聞いたら怒るよー?」
「良いんだよ、どうせいねえんだし」
誰もいない荒野にルインとファーブニルの笑い声が響いていた。
「クシュンッ!!」
「どうしたレヴィアタン?風邪か?」
突然くしゃみをしたレヴィアタンにハルピュイアが尋ねる。
「馬鹿言わないで、四天王の私が風邪なんか簡単に引いたりしないわよ…このムカつく感じ…戦闘馬鹿ね」
「くしゃみで分かるの?」
「分かるのよ…嫌なことにね…」
アルエットの問いにレヴィアタンは溜め息をしながら答えると、後でファーブニルを問い詰めて締め上げようと心に誓った。
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