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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜結成・『灰獅子隊』〜  第二部終了
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…俺やステラが訓練兵時代にお世話になった担当教官のセシリア教官だ。」
「――――――お初にお目にかかります。現メンフィル皇帝であられるシルヴァン皇帝陛下直轄の親衛隊を率いる”皇帝三軍将”が一人にしてシルヴァン陛下の側妃の一人、セシリア・シルンと申します。今回の戦争ではメンフィル軍の”総参謀”兼シルヴァン皇帝陛下の”名代”として征伐軍に派遣された者ですわ。」
「ええっ!?シルヴァン皇帝陛下の……!?」
「しかもメンフィル帝国軍――――――それも、リウイ陛下ではなく現メンフィル皇帝であられるシルヴァン陛下直轄の親衛隊を率いる将軍の一人ですか………」
「”皇帝三軍将”という事はシルヴァン陛下の親衛隊にはセシリア将軍以外にも親衛隊を率いる”将軍”クラスが存在しているのですか?」
リィンがセレーネ達にセシリアを紹介するとセシリアは自己紹介をし、セシリアの事を知ったアルフィンは驚きの声を上げ、クルトは真剣な表情でセシリアを見つめ、アルティナはリィン達にある事を訊ねた。
「ええ、一人は私が所属している重騎士(アーマーナイト)重騎将(ジェネラル)を中心として、その厚い装甲で味方を守る”近衛軍”を率いる将軍であられる”大軍将”ダグラス将軍閣下よ。」
「もう一人は俺やドゥドゥーが所属している騎兵(ソシアルナイト)騎将(パラディン)を中心とした騎馬を駆って戦場を縦横無尽に駆ける”騎士軍”を率いる将軍は”騎士軍将”パーシバル将軍閣下だ。」
「そして私が所属している魔術師(メイジ)賢者(セージ)等”魔術”を主力として、時には味方を支援、時には攻撃の主力となる”魔道軍”を率いる将軍であられる”魔道軍将”セシリア将軍閣下の三人が”皇帝三軍将”と謳われているのですよ。」
「ふふっ、なるほど。話を聞いた感じ、リィン大佐のトールズ時代の担当教官であった紫電(エクレール)殿はリィン大佐達の話によるとどちらかというと脳筋――――――失礼。自らも最前線に立って生徒達を導く方のようですから、後方から生徒達への指示や支援、そして作戦立案をするセシリア将軍閣下は”紫電(エクレール)”殿とは”真逆”の方のようですわよね♪」
エーデルガルトとディミトリ、リシテアの説明を聞いたミュゼはからかいの表情で答え、ミュゼの発言にリィン達はそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
「頼むから、サラ教官の前で今の話は絶対に言わないでくれよ……」
我に返ったリィンは疲れた表情で指摘した。

「フフ…………――――――セレーネ嬢達の件は話に伺っています。皆様、それぞれの”思惑”があるとはいえ、我が軍に加勢して頂いた事、陛下に代わり厚くお礼を申し上げますわ。」
「い、いえ。わたくしは今回の戦争の元凶の一人としてせめてもの罪滅ぼしをしているだけですわ。」
「恐縮です。」
「わたしはメンフィル
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