大きな罪
情報社会
[2]次話
情報社会とは不思議なもので、他人による噂で情報が伝達されていく。だが人はその情報が、誤っているのか正しいのか知らないことが多い。だからときに、人は情報に騙される。それも幾度となく。
山口宏。地方の公立高校に通う、ごく普通の高校生だ。彼も、この情報社会に生きる一人だ。彼の周りでは最近、ある噂が流れている。
「万屋 春」
ネット上で噂されているサイトだ。このサイトは、名前の通りなんでもやってくれる所だ。だが、そのサイトの管理人は謎が多く、真実を知る者は少ない。年齢不詳。性別も不明。そんな管理人が運営するサイトには、多くの依頼が届くのだ。今、この瞬間にも誰かがこの不思議なサイトに依頼しているのだろう。
「おはよう、宏。」
「おはよう。」
彼は一人の女子に会った。その少女は彼に挨拶して、そのまま学校の中に消えて行った。彼も後に続いて、人の波に呑まれていった。そして今日も彼は、この情報社会に身を任せるのだった。
[2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ