リュー君のお仕事C
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!母親は誰!?」
お祖母様、決めつけちゃってる!
「ちまいまふ!ほくのふふへひゃはりまひぇん!!」
お父さん、食べながら喋るのは下品です!
「こらリュカ!食べるか喋るか、どちらかにしなさい!」
「…(もぐもぐ!)……(ガツガツ!)………」
お父さんは一心不乱に食べ続ける…
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待つ事凡そ10分。(おかわりまでしたし…)
「………で、その娘は誰の子なの!?」
「違うって!僕の子供じゃないよ!」
「じゃぁ何なの?」
「うん。奴隷を買ったんだ!」
…………………………
(パシーン!!)
マーサお祖母様の平手がお父さんの頬を勢い良く叩く!
「アナタ自分が何したか分かってるの!アナタも奴隷だった経験があるのでしょう!なのに…「ち、違うんです!陛下を責めないで下さい!陛下は私達を救ってくれたんです!」
救った?いったい………
「まだ…救ってないよ…それを外さない事には救ったとは言えないよ…」
「いったいどういう事なの!?説明しなさい!」
「うん。あのね………」
・
・
・
やっぱりお父さんは優しい!
私も見たかったな、奴隷商人に1ゴールドを叩き付けたところを…
「なるほど…その首輪を安全に外したいのですね…」
「うん。母さんなら何とか出来るかなと思ってね。伊達に20年以上魔界に君臨していた訳じゃないでしょ!?」
「甚だ不本意な言われ様ですね。…まぁいいでしょう…では、ユニちゃんと言いましたね?…その首輪を調べたいので、一緒に書斎まで来て下さい」
ユニちゃんは、少し戸惑いお父さんの顔を見る。
「大丈夫だよ。僕のお母さんだから…とっても優しい人だよ。息子以外には!」
コクっと頷きマーサお祖母様と2階へ上がって行く。
「さて…あとは母さんに任せればいいか…あ〜ホッとしたらお腹空いてきた!サンチョ、まだご飯あるぅ?」
「相変わらずよく食べますねぇ…」
そう言いながらもサンチョさんはお父さんの為に料理を始める。
「いや〜…体力使うからねぇ〜…毎晩!」
毎晩って…
「そりゃ体力使うわよね!未だにルーラを使って、世界を巡ってるんでしょ、リュー君は!」
振り向くとお母さんと妹のフレイが立っていた。
「もう、来たのなら声をかけてくれればいいのに!」
「ごめんごめん!急務があったからね…」
お母さんはお父さんに抱き付くと、娘の目の前で甘え出す…
「いや〜でも、本当にルーラって便利だよね!大変な思いをして習得して良かったよ!」
いいなぁ…私もルーラを覚えたいなぁ…
「お父さん。ルーラってどうやって覚えるの?私も使える様になりたい!」
「ものっそい大変だよ!いいの?」
「覚悟はあります!これ程の魔法だもの…どんな試練にでも耐えてみせるわ!」
「………
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