暁 〜小説投稿サイト〜
渦巻く滄海 紅き空 【下】
三十四 桜吹雪
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話

扉の隙間から、わらわらと忍び寄ってきた数多の蛇。
それらがサスケ目掛けて這ってきた。

跳躍し、蛇の猛攻を易々と回避する。
蛇を薙ぎ払いながらも、サスケの視線は扉から外れない。


ややあって、扉の隙間が音もなく、開いた。

「…時期尚早かと思っていたけど…もう我慢できないわ…」


ねっとりとした声音が、室内に這うように響く。

サスケの部屋の扉の隙間。
そこに長く細い指を這わせて、大蛇丸は囁いた。


「さぁ…サスケくん…」

数多の蛇がサスケを取り巻く。
逃げ場を逃すように殺到した蛇の主は、恍惚とした笑みを湛えて、長年の願いを口にした。











「────君の身体を私にちょうだい」

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ