暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep??未来へ繋がる危機〜Unknown〜
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り忙しくなるかな」

思えば私も、ここまで案外長い時間を過ごしたなぁ、としみじみする。この次元世界に召喚されて7年も経過した。私にとっては初めての長期契約だ。だからこそ時々不安になる。どこまで私はみんなと過ごせるのか、って。

「私は長期の執務官任務も受けることになるし」

「私も教導隊の一員として、あちこち回ることになるね」

「私は卒業の少し前にミッドの地上にお引越しや。ミッド首都(クラナガン)の南側で、家族6人で暮らせる家を探し中や。決まったら、みんな遊びに来てなー」

「シャマル先生が探してくれているんだっけ?」

なのはが聞いた。本局の医務官として働くシャマルのことを、なのは達は先生と呼ぶようになった。シャマルも満更でもなさそうなんだよね。それに白衣姿も似合ってると思うし、正しく女医さんなんだよね。

「そやよ。けどあんま良い物件が無いって嘆いとってなぁ。ま、最悪の場合はセレスにお願いすることになりそうや」

「セレスさんに?」

「セレスってあの・・・?」

「そや♪ セレス・カローラ三佐や」

セレス・カローラ。ルシルとユーノの知り合いだった女性で、その出会いは“闇の書””にまで遡る。執務官でありながら三等空佐でもある、古代ベルカ式を扱えるスゴ腕の騎士。本局でたびたび会うことがあって、その時は局員の先輩として何度かご飯を御馳走してくれた。そんなセレスは結構なお嬢様で、ミッドに留まらず次元世界の主要世界の至る所に別荘を構えてるって話だ。で、ルシルにご執心。そのことでフェイトにちょっと苦手意識を与えてる。

「もしかして別荘を薦められた?」

「シャルちゃん正解♪ その別荘のある場所が海辺でな。立地条件も広さも私の希望に近いんや。もしシャマルが探すことが出来ひんかったら、セレスの別荘を買い取りたいんやけど・・・」

「「「やけど・・・?」」」

はやては「タダで譲ってくれるって言うてくれててな」って苦笑。なのとはフェイトがその話を聞いて「太っ腹だぁ〜」セレスの金銭感覚に驚いた。そういう私もびっくり。別荘を丸ごとプレゼントって。さすがは管理局の運営に必要な資金の大半を出資してる大財閥のご令嬢。

「なんや悪い気がしてなぁ」

「貰っておけばいいじゃない。別になんの見返りとか要求されてないんでしょ?」

「まぁ、うん、そうやけど・・・。なんかなぁ〜」

「どうしても気になるなら、お金とかじゃなくて何かお願いを聞くとか」

「あ、でもルシルは巻き込まないでね」

「「あはは♪」」

セレネのお願いの内容にルシルが含まれたとき用にフェイトが先制。はやては「了解や♪」ってフェイトに微笑みかけて、なのはも「そうだね〜♪」笑顔になる。

「もし家が決まったら、みんな遊び
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