暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep??未来へ繋がる危機〜Unknown〜
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だけで十分な気がするが。なぁルシル?』

「んん? あぁそうだな。ユーノは優秀過ぎるからな。俺はあまり必要ないかもしれない」

好き勝手言ってくれるクロノだが、ユーノが優秀なのは確かだ。俺が居なくても大した問題はないというのも事実だ。司書という資格を有してはいるが、本来の所属は本局航空武装隊遊撃班。都合よくレンタル出来る単なる遊撃戦力で、まぁそれなりに重宝されている。基本は武装隊の仕事で時間を取られ、司書としての仕事はあまり出来ていない所為で、ユーノの調査スピードにはまったく敵わない。

「はは、そんなことはないよ。ルシルの知識にはいつも助けられてる」

「そう言ってもらえると嬉しいよ、ユーノ」

持つべきものはやはり男友達だ。女友達は付き合いが大変だ。これまでの契約で出会って来た少女たちとの思い出を振り返り少しうんざりしていると、「はいよ。ルシル、ユーノ」とアルフが俺たちの元へと何冊もの書物を抱えて運んできた。

「ありがとう、アルフ」

「それにしても・・・その子供姿が完全に定着してしまったな」

アルフが胸いっぱいに抱えている書物を受け取って、小さな子供の姿になっている彼女の頭を撫でる。

「まあね。フェイトの魔力を食わない状態を追求していったらこーなっちゃってな。あたしはフェイトを守る使い魔だけど、フェイトはもう十分強くなっちゃったし。それにもう独りじゃないしさ。ずっと側に居て守るばっかりがただ1つの守り方じゃないからな」

初めて会った頃に比べて本当に成長したな、アルフは。そういった考えが出来るまでになったこの子は、本当に良いフェイトの守護者だ。

「家のことやるのも案外楽しいしさ。それに、来年にはクロノとエイミィも結婚する予定だし、子供とか生まれたら、もっと忙しくなるしね〜♪」

「へぇそうか、クロノとエイミィが結婚・・・って」

「「結婚!?」」

『ア〜ル〜フ〜。その話はまだヒミツだって言ったのに・・・』

アルフから漏洩したクロノとエイミィの結婚という情報に驚愕した。だがそれは喜ばしいことだから、祝福しないといけないな。モニターに映るエイミィの顔がハッキリと判るほどに赤くなった。それはテレか、もしくはアルフが勝手に秘密を漏らしたことへの怒りからか。おそらく前者だろう。

「何にしてもおめでとう、クロノ、エイミィ」

「おめでとう。クロノもやっと決心したんだね」

『まぁ色々とな』

『・・・ありがとうユーノ君、ルシル君』

それにしても来年か。それまで俺とシャルは世界に残っていればいいんだが。友人の大切な日を参加せずに消えるのだけは遠慮願いたいな。

『そ、それはそうと! ユーノ君とルシル君はどうなってんの? なのはちゃんやフェイトちゃんとは何もないわけ?』
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