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リュカ伝の外伝
リュー君のお仕事B
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からもう1発ぶん殴り、床に倒れ込んだクソ商人の顔を踏み頼み込む。

「そんな事言うなよぉ〜…この通り、お願いだよぉ〜」
「な、何がお願いだ!!これがお願いする態度か!!」
「だってカオフンデマンだろ?顔踏んでほしいんだろ?」
「私はカオフマンだ!顔踏んでほしい訳ではない!足を退けろ!!」
何だコイツ偉そうだな!

俺は踏むのを止め、このクズの頭を鷲掴みにし、俺の目線の高さまで持ち上げる。
「ほら、踏むの止めたよ。さっさと外し方を教えろ!言わないとこのまま頭を握り潰すぞ!」
少しずつ力を込め、苦痛を与える。
「うぎゃぁぁぁ!!ヤメロ!言う!言うから!」
俺は手の力を抜き、喋れる様にしてやる。

「………実は…私も知らないんだ…」
「……あ゛?何!?」
俺はまた手に力を込め、コイツの頭を締め付ける。
「ぎゃぁぁ!ほ、本当なんだ!外す事無いと思ってたから、知らないんだ!!ぐあぁぁぁぁ!!頼む!!止めて!!」
「へ、陛下!!止めてあげて下さい!!本当に知らないんだと思います!だから止めてあげて下さい!!」
驚いた事に、ユニが俺に止める様懇願してきた!

俺はカオフマンを独房に隅に放り投げ、ユニの頭を撫でながら呟く。
「優しいなぁ…ユニは…」
あぁ…思い出すなぁ…
子供の頃、レヌール城でクソジジイボコボコにした時も、ビアンカにこんな泣き顔で止められたっけ…

「おい!外し方知らないんじゃ、どうやって外すつもりだったんだよ!」
独房の隅でカオフマンが啜り泣きながら話す。
「外す事なんか最初から考えて無かった…光の教団に、首輪の作り方を教わった時に『外す方法は必要ない』と言っておいたんだ…本当に知らないんだ…だから…酷い事しないで…お願い…」
カオフマンは泣きながら話す…
頭を潰されそうになったのが、相当堪えたのか…元から打たれ弱いのか…
奴隷という弱者をいたぶるヤツだ…いたぶられるのは苦手なんだろう…
俺はカオフマンに唾を吐き付け、牢屋を後にする。
心優しいユニの手を引き…

「父さ…陛下は、そうやって女の子を誑かすんですね」
ユニと手を繋ぎ歩く俺を見てティミーが呟く。
甚だ不本意な言われ様だ!
最近生意気な事を言う様になってきた!誰に似たんだ?俺は違うぞ!!

「…何だ?ティミー君は狙ってたのか、この子を…何だったら譲るぞ!」
「ち、違いますよ!何でそう言う結論に達するんですか!?」
「それとも僕と手を繋ぎたかったのか?もう1本余ってるぞ。ほら!」
嫌がらせでティミーに手を差し伸べる。
「陛下の手を握るなんて、畏れ多くて遠慮致します!心底!」
可愛くない!



謁見の間に戻ると、みんな食堂へ移動したと報告を受けたので、俺達も向かう事に。
食堂に入ると、ビアンカ達と元奴
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