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【お試し版】もしも十二国記の転生者が王になったあと蝕で真・恋姫?無双の世界に流されたら?@
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む。よくぞ援軍を連れてまいった。じゃが、予想より多いのう。禁軍、殷州師合わせて五卒くらいと思っておったわ」
「功への備えである楚州を除く七州よりかき集めましてございます」
「なるほど、よくやった。他の将軍たちも頑張っているようじゃし、左将軍も存分に武を振るいなされ。護衛は奉先がいるので心配はいらぬ」
「かしこまりまして」


 公孫?と呼ばれた左将軍――董卓達の知る公孫?とは別人であった――は嬉しそうに礼を述べると、白馬義従を連れ戦場に飛び去っていった。


 徇王と名乗る彼が、舜極国という未知の国の王であるとは聞き知っていたが、冗談のような空行師や伏礼する臣下の姿を見るにつけて圧倒されてしまう。どこか半信半疑であったことは否めない。
 董卓とて徇王が援軍の空行師を呼ぶとは聞いていたのだが、まさか千を超える数とは思わなかった。
 董卓を含めた全員が、漢王朝の方が優れていると根拠なく思っていたのだから、なおさらであろう。


 青ざめる董卓と陳宮、滅多に見れない呂布の驚愕した姿、乗ってみたいと騒ぐ張遼と華雄たち、賈 ?の百面相を見て呵呵大笑する徇王。


「ふえ〜、すごい数です」
「なんたる理不尽です!」
「……びっくり」
「なあなあ、うちにも乗せてくれひん?」
「わ、私も乗ってよいだろうか」
「あとでじっくり話を聞かせてもらうからね!」


 色々と聞きたいことはあるが、いまは戦に集中するべき。混乱する連合軍に止めを刺すべく、賈 ?は総攻撃を命じた。
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