暁 〜小説投稿サイト〜
蒼穹の彼方へ
第一章
記憶を無くした少女
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言うな。

「今日から黒夢さんの助手になった鈴菜 凜です」

「黒夢の助手…物好きね。まぁ、いいや。アタシはナギ、宜しくね」

『…』

何も突っ込みたくない。私の周りの人は言いたい事ははっきり言う%zしか居ない、かと言って認めてるつもりはない。
内心で突っ込みをしてる中、バルフレアが急に銃を取り出した

「直ぐに帰らせては貰えないみたいだな」

「…そうみたいね」

茂みの方から樹木っぽい魔物がこっちへと向かってくる。鞘から刀を抜こうとすると、ナギが凜を連れて隠れて行った。

「アンタも戦いなさいよ、ナギ!」

「非戦闘員だから嫌だー」

「嘘つけ!?」

『そんな状況じゃないみたいだな。来るぞ、黒夢!』

那木砂がそういい、小瓶を魔物がいる方へと投げた。地面につくと爆発したが、魔物には効いてないみたいだ。魔物が雄叫びをすると、別の魔物まで現れた。

「こいつ、仲間を呼びやがって…!」

「黒夢、バルフレア!魔法で一撃かますから時間稼ぎしてくれ」

「「了解!!」」

といいながら刀で斬り上げ、衝撃波を放って魔物にあてた。バルフレアが銃を上斜めへと弾丸を放つと、上から光の雨が降ってきた。

「レインバレット!」

弾丸が魔物に命中し、足止め状態で動けていなかった。その隙に私は刀で斜めへ斬り下げた。すると、花弁が中に舞った。

「霊桜(れいざくら)!」

花弁が刃へと変わり、魔物達がいる方へと放った。刃が魔物を突き刺り、次々と倒れていくが、樹木の形をした魔物が手で払って粉砕した。
その時、那木砂が魔法陣を描いて光線を放った。魔物は両手で防ぐが、押されて転落した。この好機を逃す訳にはいかない。

「バルフレア、行くわよ!」

「了解!」

「「ブレイジングソウル!!」」

バルフレアが魔物の足元に魔法陣を描き、私が高くジャンプして降下しながら斬り下げると、魔法陣から炎が舞い上がる。炎は魔物を焼き付くされ、魔物の断末魔が響きわたる。やがて力尽きて倒れていった。
刀を鞘に収めると、凜が駆け寄ってきた。

「皆さん、大丈夫ですか?」

「私は大丈夫だけど__」

後ろを振り向くが、那木砂もバルフレアも平気な顔でいた。

「…皆大丈夫そうね」

「良かったです…皆さんが怪我をしなくて」

「心配しすぎなんだけど…まぁ、ありがとう」

『じゃあ、その元気で神社に向かいましょ』

ナギが勝手に指揮り、凜の手を引っ張って勝手に向かっていった。深い溜息をつきながらナギのあとをついて行った。


「結局、アイツが森に行った理由は不明か」

部屋で呟きながら茶団子を食べた。理由を聞いてもはぐらかすし、何故かハルジオンの花束をくれて意味が
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