第1章 異世界接触編
第1話 銀座動乱
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
貴様らが何者か知らんがショッカーに仇なす罪は重いぞ!!」
ガニコウモルとコブラ男が数千人の骸骨戦闘員を引き連れて帝国軍にジリジリと近づく。
「なんだ!?あの化け物は!?」
「この世界も怪異の類がいるのか!」
帝国軍兵士はショッカーの改造人間の恐ろしい姿に驚き、足がすくむ。
「フハハハハハ!!
偉大なるショッカーに敵対したことをあの世で後悔するがいい!!」
「よし!!戦闘員共!!不穏分子を迎撃せよ!」
「「「イーーッ!!!!」」」
ククリナイフやショッカー190型自動小銃などの銃火器で武装した骸骨戦闘員が帝国軍兵士に向かって突撃する。
仮面ライダー相手ならいざ知らず、戦闘員はキックやパンチを放つだけで非怪人なら簡単に吹き飛ばしてしまう。それに武器が加わればどうなるかは想像にするに難しくない。
怪人や戦闘員達は無慈悲であった。
戦闘員に剣を向けて立ち向かおうとした者はナイフで切り裂かれ、逃げようと背を向けた者は銃で身体中に風穴を開けられた。
一番悲惨だったのは改造人間を相手にした者達だった。
コブラ男は伸縮自在のコブラ状の右腕を伸ばして兵士やオークをなぎ倒し、ガニコウモルは口から吐いた溶解液でワイバーンごと竜騎士を生きながら溶かし、同時に別の兵士を両腕の鋭いハサミで八つ裂きにしていった。
また別の場所では―――――。
数台の軍用の装甲トラックが車列を組んで進軍する帝国軍の方へと進み、帝国軍の兵士の一群の前まで来ると急ブレーキをかけ、一斉にトラックの荷台から白いスーツを来た数百人の男達が次から次へと降りて横一列に並んでいく。
その中でサングラスを掛けたオールバックの男が横隊の前に立つ。
「偉大なる大首領様の為に!!!」
そう叫ぶと、赤紫色のUSBメモリのような形状の物体を取り出し、メモリ下部のスイッチを押す。
『コックローチ!!』
男は自身の手のひらにある生体コネクタにその物体…ガイアメモリを突き刺してコックローチドーパントに変身した。
『『『『『マスカレイド!!』』』』』
それに続いて背後にいた残りの男達もガイアメモリを起動して首に挿入してマスカレイドドーパントに変身した。
それだけにとどまらず、マスカレイドドーパント達はそれぞれ懐から1枚の銀色のメダル……セルメダルを取り出すと突然、額に発生したメダル投入口に投げ入れる。
すると彼らの額からミイラのような包帯巻きの怪人達が這い出てきた。
更に怪人達は崩れるように包帯が取れ、ヤミーと呼ばれる怪人に変異した。
カマキリの姿をしたカマキリヤミー、ネコの姿をしたネコヤミー、プテラノドンの姿をしたプテラノドン
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ